おうち時間に読んでよかった本【教養編】
こんにちは!hanaです。
おうち時間も気付けば一ヶ月。
みなさんも「おうち時間」のスペシャリストになってきた頃ではないでしょうか?
わたしは本を読んで過ごしました。
読んだ本は今まで一部紹介してきましたが、実はこの1ヶ月間に私が本に投資した金額は約3万円…。
最近買った本のリストを見返したところで、その量の多さに笑ってしまいました。
そんなわけで、たくさん本を読んだhanaのおすすめしたい本をいくつかご紹介したいと思います!
なお、今回ご紹介する本にはビジネス書や自己啓発本は入れてありません。
私の紹介よりももっと上手なレビュー記事がありそうですし、何より私も勉強中の身なのです。
1冊でもみなさんが興味を持てそうな本がありますように!
自分の視野を広げたい人へ。
①ドラッカー『ポスト資本主義社会』
以前noteでも紹介させていただいたこの本。
本屋で目次を見てすぐ買うことを決めた、一目惚れでした。笑
詳しくはこの記事でじっくり書いているので、是非目を通していただきたいのですが…。
ポストコロナによって構築されるものは当時ドラッカーが想像していたものを知っていなければ乗り越えていけないようにも思います。
②フランシス・フクヤマ『歴史の終わり【上・下】』
言わずとしれたフランシス・フクヤマの名著。
これはだいぶ前に買っていた本ですが、新生活に向けて実家から連れてきた大切な本の1つです。
当時フクヤマが「冷戦とはイデオロギー闘争であり、自由民主主義が勝利したことにより、自由民主主義は普遍の価値観であり、最善・最良のイデオロギーである」と発表したことは議論と批判の渦を巻き起こしました。
しかし、この議論で私が最も面白いと思ったのは、歴史の前進性です。
「歴史は前に進んでいくのだから後退しない」ということが触れられるのですが、このキーワードだけで十分考えさせられるとおもいませんか?
実は前述の『ポスト資本主義社会』にもつながっている部分があるのです。そんなことを踏まえれば、この本も知っておいてよいのかもしれないと思い、紹介しました!
③ジャレド・ダイアモンド『危機と人類』
おすすめと入れながら、ついさっき手に入れた、もう今すぐ読みたくてたまらない本。
国家的危機に直面した各国国民は、いかにして変革を選び取り、繁栄への道を進むことができたのか?という問いに対して、黒船来航したときの日本、ソ連に侵攻されたフィンランド、あるいは東西分断とナチスの負の遺産に向き合ったドイツ、そして現在進行中の危機に直面するアメリカと日本などを事例として取り上げた精力的な1冊です。
世界のベストセラーに手を出したい方へ。
①スティーブン・ピンカー『21世紀の啓蒙』
ビル・ゲイツが絶賛したことでも知られる名著。
「啓蒙」といえば、人の多くはルソーなどに代表される啓蒙思想家を思い起こすかもしれませんが…啓蒙は今私達にとっても重要なキーワードです。
ちなみに私が恥ずかしながら啓蒙をキーワードに書いた記事がこちらです。
本来、原著を直訳するなら『今こそ啓蒙』。
私達が見失ってきた啓蒙思想をデータという現代のツールを用いて肉付けし、読者に納得をさせる力著です。
私自身もずっと買いたい!と思っていた本でしたので、今手元にあり、読むことができたことを幸せに思います。
②パトリック・デニーン『リベラリズムはなぜ失敗したのか』
昨年書店で見かけてからというもの手に入れたくて仕方のなかった一冊。
オバマ大統領が称賛し取り上げたことからも知られています。
リベラリズムという定義に関して、本質に迫った上で「リベラリズムに忠実だったからこそ失敗したのだ」と糾弾しています。そして自由から端を発したはずのこのイデオロギーが向かう結末についても冷静に分析しています。
日本でのリベラリズムやアメリカの現状に疑問を持つ人は、ぜひ読むべき一冊と言えるでしょう。
③ヤン・ヴェルナー=ミュラー『ポピュリズムとは何か』
2017年に発売になったのでもう3年ほど経っていますが、今でも、否、今だからこそ読んでほしい一冊です。
ポピュリスト的政治家といえば、トランプやドゥテルテが有名ですが、日本にも有名な政治家がもちろん存在しますね…。
ミュラーはポピュリズムは悪であると切り捨てていますが、これを機に振り返り、現在の日本はどの地点にいるのか考えてみるのも面白いかもしれません。
hanaの趣味にも興味のある方へ。
ここまで読んでくださった皆さん本当にありがとうございます!
最後に、私の個人的にご紹介したい本も添えておきたいと思います。笑
①浅野和生『親台論』
台湾のことを小籠包と九份のある素敵な場所だと思っている皆さん。
それだけではありません!
昨今ではマスクが日本に届けられたこと、あるいはSNSでの蔡英文総統と安倍首相のやり取りで話題になっている「日台関係」。
2014年に出たのでもう6年前の本ではありますが、台湾について易しい文体で知ることが出来る貴重な一冊なのでおすすめしたいと思います。
「嫌韓」、「反中」など見ていて悲しい言葉が並ぶ世の中ですが、あえてここで「親台」という言葉を伝えたい、それが私の願いです。
②ミヒャエル・エンデ『モモ』
いまだからこそ、全人類に読んでほしい本は、絶対に『モモ』。
AIや科学技術の進展、自分の仕事効率化、時間短縮…いろいろ目指した先にあるのは本当の「豊かさ」なのでしょうか?
皆が見えていないところで時間泥棒が働いているのかもしれません。
専門書ばかりになってしまったこのおすすめ紹介のなかに一冊だけですが、愛読書を載せさせてもらいました。笑
おわりにー読書に際限はない。
読書というものは際限、つまり限界はありません。
その知識のことを海で例える人も、はたまた森で例える人もいますが、重要なのは「果てしない」ということです。
おうち時間で習慣化した読書はきっと皆さんに素敵な財産を届けることでしょう!
私もどんどん本を読み、知識を吸収し、多くのものを人に届けられる人間であり続けたいともいます。
さて、皆さんのおすすめの本はなんですか?
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