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「聖ディオニュシウスの祭壇画」アンリ・ベルショーズ【ルーヴル美術館の名品150選】104

作品が語っているメッセージは何か?
世界屈指のコレクションを誇るルーヴル美術館。何万という作品中、絵画に注目、世界的に有名な作品群のうち「意味を読み解く」観点から面白い150の作品を厳選。
人物は?場面は?出典は?意味深なディテールが語っているものは?作品に隠されたメッセージを読み解きます。

アンリ・ベルショーズ作「聖ディオニュシウスの祭壇画」、1415-1416年、MI674、1.62×2.11m、フランス絵画部門、リシュリュー翼

中央に三位一体。
父なる神、子なるキリスト、精霊。
両側に、パリゆかりの聖人。
左が「処刑前夜」、右が「処刑当日」。
随所で特別な数である「3」が意識されています。

◆聖ディオニュシウス◆

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