させていただくという不思議な表現。
こんにちはめいです。
卒論提出まで1ケ月を切りました。
果たして無事終わるのでしょうか…
それはそうと前からずっと思っていることがありまして。
「させていただく」ってなんて不思議で気持ちの悪い表現なのだろうと。
皆さんは「させていただく」という表現を使ったことはありますか?
社会人の方はもちろん,大学生でも使う機会があるかもしれませんね。
私も使ったことはあるのですが,この「させていただく」ってどういう場面で使うのが適切なのでしょうか。
孫引きになってしまいますが,リクナビ(文化庁)によると「させていただく」は基本的に他者の許可を得た上で、自分が行うことについて、その恩恵を受けることに対して敬意を払っている場合なんだとか。(引用:https://next.rikunabi.com/journal/20160801_S26/)
「させていただく」が使われる場面は,高確率で他者の許可を得ていないし,恩恵が両者にない場合が多いように思います。
意味を知ったうえで使っている人はどれくらいいるのでしょうね。
「させていただく」つながりでもう一つ気になる表現があります。
「見させていただいた」ってなんなの!?
あの,マジで,気持ち悪い。
もうオブラートに包まずに直接的に表現しちゃう。笑
この気持ち悪さをぜひ皆さんにも知ってほしいので例を載せます。
「いつも○○さんの動画を見させていただいてるんですけども,本当に面白いですね」
…意味わからなくない!?笑
YouTuberやインスタグラマーがよく使っているというイメージがあるのですが,あなたは毎回その投稿者の動画を見るたびに,本人に「見ていい?」って聞いてるの?
どうせ聞かずに勝手に見てるでしょ?
ていうか,そもそも「見た」の謙譲語は「拝見した」な!!!笑
一番突っ込みたいのはここかもしれません。
拝見させていただくもめちゃくちゃな表現だと思いますが,見させていただいたよりはマシな表現だと思っています。
この「させていただく」。
前から違和感がある表現だと思っていましたが,意味を調べてからはより違和感が強くなりました。
とはいえ,私も誤った日本語を使ってしまうことはありますし,いわゆる若者言葉も使います。
なのである意味今までの私の話は特大ブーメランです。
それでもこの話をしたかったのは,この「させていただく」を子どもが真似して使うからです。
結構見るんですよ。
親と一緒に子どもも「させていただく」を使っているんです。
敬語って(知識も必要だけれど)結局慣れじゃないですか。
「かしこまりました」って言いなれないから「分かりました」って言っちゃうてきな。
なので,親が「させていただく」を連発していると子どももその誤った敬語に慣れて使ってしまうんです。
慣れること自体はしょうがないんです。子どもは正誤の判断をなかなかできないでしょうし。
子ども(小学校高学年以上)が使う誤った敬語は親に限らず大人のせいだと思っています。
大人で誤った敬語を使う人は周りに訂正してくれる人はいなかったのかしら…
そこも気になります。
「させていただく」が嫌すぎていろんなYouTuberに意味や言い換えを教えたくなります。
こういうときこそマナー講師の出番なのでは?
言葉遣いもマナーの一種だと思いますし,YouTuberや芸能事務所でそういう研修もすればいいのに。
見ていて不快にならないってファンを増やすのにいい手だと思うんだけどなー笑
後半は完全に感想文ですが,もしこの投稿を見てドキっとした方は今日から許可をとる必要のない「させていただく」を卒業しちゃいましょう!
言いたいこと言えてすっきりしたー!!
満足したので今回はこれで終わりです。
明日もいい一日になりますように。
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