恐れるな
3ヶ月以上物事を続けられない。
1度目の高校も、大好きだった人との恋愛も、初めてのバイトも。
自分に合っていない環境だと1ヶ月でだめになる。
施設も、気の進まない恋愛も、2度目の高校も。
環境に順応して慣れるのは比較的早い。
その分、自分より劣っていると思う人への不満が溜まり、それがストレスになって体調を崩したり、不満をぶつけて喧嘩になってしまう。
我ながら何様だよ、と思う。
相手の嫌な部分を見すぎてしまう。
いいところを見つける方が何倍も大事なのに。
私は自分が好きだけれど、自分を上に見すぎているところがあるのかもしれない。
プライドが高い自覚はある。
嫌われたくない。
馬鹿にされたくない。
好かれたい。
ずっとそう思って生きてきた。
怒られたくない。
避けられたくない。
褒められたい。
人に怒られると、床に這いつくばって泣きながら見上げた母親の血走った目と、怒鳴り声を思い出す。
怖い。
愛されたかった。
だから私は誰よりも自分を愛している。
自分を甘やかしている。
けれど他人を愛することは難しい。
どれだけ好きな人でも、嫌いなところも全部含めて愛してるよ、なんて言えない。
なのに、直接相手にそれを言うことはできない。
相手の顔色を窺ってばかりで何も言えない。
我慢ばかりしている。
だから結局不満が溜まりに溜まって、爆発するように一度に今までの不満をぶつけてしまう。
それで喧嘩になる。怒られる。嫌われる。
私が一番望まない結果になる。
いつもそうだ。
どうしたらいいのだろう。
私が驕り高ぶっているのが悪い。
私にだって悪いところはたくさんある。
それを自覚しているのに直せないのが悪い。
もう同じことは繰り返したくない。
もう嫌われたくない。嫌いたくない。
けれど嫌われることを怖がって何も言えない。
どうしたらいいのかわからない。
わからないけれど、
自分なりに変えていかなければ。
相手の好きなところを沢山見つける。
悪いところは伝えればきっと分かってくれる。
私に悪いところがあれば直す。
喧嘩するのは悪いことではない。
けれど、喧嘩しても嫌いにはならない。
ちゃんと仲直りする。
それを続けていこう。
今はこれくらいしかわからないけれど。
嫌うことも嫌われることもないように。
大切な人とずっと一緒にいられるように。
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