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「呼吸法と瞑想」の勉強会に参加しました

こんにちは!

わたしは普段、鍼灸を学ぶ専門学校に通っていますが、先月の8月は1ヶ月間、夏休みで学校がお休みでした。

その間に、ヨーガのお勉強を少し頑張ろう!と決め、色々な勉強会や研修などに参加していました。

このご時世、有り難いことに家の中でも色々な学びの機会をいただけるので、とっても助かっています◎

今日は、色々受けた研修の中の1つの感想を書いてみようと思います。


1.お師匠様との修行会。

わたしが主に参加している勉強会は、わたしのヨーガのお師匠様にあたる先生が直接指導してくださるものが多いです。

わたしのお師匠様は、何十年もインドに渡り、伝統の心身健康法である「ヨーガ」を現地のインド人のお師匠様から学ばれていたそうです。

日本に戻られてからはわたしがヨーガを学んでいる団体を立ち上げ、伝統的なヨーガを「日本人でも、現代人でも、疾患のある方でも。どなたでも安全に健康促進ができるように」とずっと研究を続けてこられた先生です。

コロナ禍以前は、度々わたしが養成講座を学んでいた岐阜まではるばる講義に足を運んでくださいましたし、全国どこにでも、自ら講義に出向かれていました。今は、Zoomなどを使って直接LIVEで教えてくださる時もあれば、講義の録画で学ぶ時もありますが、お師匠様は全国にたくさんいるヨーガ療法士に向けて直接指導する機会をとてもたくさん作ってくださいます。

その姿勢から学ばせていただくことはとても多いのです。先生は大切なことは繰り返し何度もおっしゃいますし、必ず新しいトピックスや流行の話題、季節の話題なども取り入れてくださるので、ついつい何度でも参加してしまうのです。

1番直近でわたしが参加した勉強会は、「呼吸法と瞑想の勉強会」でした。

一般の方でも参加していいですよ、と門戸を広げて開催してくださった夏休みの特別企画のうちの1回でした。

わたしは「一般の方にお伝えする先生のヨーガ」を学びたくて、いつもひっそり参加しています。(笑)

2.呼吸法の実習。

今回は、一般の方に門戸を広げた理由として「コロナ禍に実践できるヨーガ」というテーマをお伝えしたいという意図があったそうです。

まずは呼吸法からレッスンが始まります。

まず初めに、コロナウイルスについてのお話がありました。

コロナウイルスに感染してしまうと、症状の1つとして肺に異常がおきることで肺から酸素がうまく取り込めず、酸素は血中のヘモグロビンと結合することができなくなり、血中の酸素の量が減り、全身に行き渡らなくなるそうです。

この、「酸素が足りていない」という症状に、今回は注目をしてみるとのこと。

なぜなら、先生が修行をされていたのは、インドのヒマラヤ山脈…。そうです、標高の高い山の中なのです。先生や伝統的ヨーガの行者さんたちが修行していた高山は元々酸素が少ない「低酸素環境」なのです。

スポーツ選手などのトレーニングで、「高地トレーニング」なんて言葉もありますが、そんな環境の中でいつも、ヨーガの運動や筋トレなどで体を動かしたり、血中の酸素濃度をなるべく上げるための色々な呼吸法をすることで心肺機能を強くしていたそうです。

そこで、今回はもし感染してしまったとしても、落ち着いて血中の酸素の量をあげる助けをしてくれる深い呼吸の実習をしました。

わたしも以前、動画にしたことがありますが、ヨーガ療法では基本になる1:2の呼吸法です。

ヨガの呼吸は鼻から吸って鼻から吐きます

理由は、「嗅神経」という嗅覚を伝える感覚神経が 鼻腔の上部に存在するからです。普段の浅い呼吸ではその周辺を空気が通ることはありませんが、深い呼吸をすると周辺を空気が通るようになります。空気の刺激が入ることにより、脳に直接つながる嗅神経にアプローチできると考えるからです。

こういった、科学的な側面からお伝えしてくださる点も、わたしがヨーガ療法を好きな理由の1つです。

この日はもう1種類、深い呼吸法を行いました。

さらに、呼吸が少し落ち着き、回復してきた頃にベッドの上でもできる、各種呼吸筋を鍛える簡単な運動も、一緒に実習しました。

3.瞑想法の実習。

瞑想と一口に言っても、色々な種類の瞑想があります。

瞑想のイメージとしては、「今、ここに集中」「頭の中を空っぽに…」と言ったものが強いかもしれませんが、ヨーガ療法の瞑想は少し特殊です。

頭の中を空っぽにするのではなく、ご自身の過去の体験や感情を振り返る「ヴェーダ瞑想」という種類の瞑想を行なっていきます。

その時々に合わせた瞑想の「テーマ」について、5分ほど瞑想します。そして、その間に頭で考えたことや思い浮かんだことを他の参加者とペアになって言語化していきます。言語化することで、頭の中を整理していくのです。

この日は、初級の瞑想を2つ行い、中上級の瞑想を2つ行いました。

「最初から頭の中空っぽに、無心になんてなれるはずないんですよー。まずは、頭に浮かんでくる”心配の種が何なのか”を見つけなければならないので、テーマを考える瞑想をするんですよー。」

先生はそうおっしゃっていました。

実はわたし、以前は瞑想がとても苦手でした。

じっと座っていることができませんでしたし、頭の中に雑念ばかり浮かんでくるんですよね。他の人もちゃんと目を閉じてるのかな?なんて気になっちゃったりして…。(笑)それなのに、”空っぽにー”とか、”内側に意識をー”とか言われても、できるかいっ!といつも心の中でひっそりツッコミを入れていたほどです…。(笑)

ですが、ヨーガ療法のヴェーダ瞑想に出会ってからは、瞑想に対する想いが随分と変化しました。

瞑想を続けていくうちに、浮かんでくる雑念の傾向がわかるようになってきました。これこそが、「心の傾向」であり「思考のクセ」とでもいいましょうか。

例えば、一口に不安になると言っても「どんな時に不安になるのか」。例えば、なんとなくイライラすると言っても「どんなシーンでイライラしやすいのか」。

その他にも、性格特徴は色々あります。

わたしの場合は、「人と比べやすい」「完璧主義」「依存しやすい」「周囲への過剰な適応」。これは今でも変わらず、こんなことが多いように思います。

「え、そんなにヨーガやってても変わらないの!?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなに簡単に変わりません。(笑)

ですが、そんな自分を” 変えよう ”とするのではなく、そんな自分を” 受け入れて眼の前の出来事を対処する ”ということは随分とできるようになりました。

その心の癖がだんだんわかってくるようになれば、こっちのものです。

わたしのお師匠様はいつも、こうおっしゃいます。

「抱えている問題が何なのかに気づけたら、その問題は8割、解決したも同然ですよ。」と。

瞑想は、心の問題を解決するための、ちょっとした抜け道のようなものなのかもしれません。

4.最後に。

「今日参加していたヨーガ療法士の方は、今日習ったことを自分の教室の生徒さんに明日から伝えるんですよー。」

「自分で独り占めしちゃダメですよー。おいしいものは、みんなで分けるんですよー。」

「おいしいホールケーキがあったら、旦那に隠して独り占めしちゃうって人、手あげて!」

「(笑)。ダメですよー。おいしいケーキはみんなで分けるんですよー。」

お師匠様というと、なんだか威厳のある怖そうなイメージがありますが、わたしのお師匠様はよく、冗談をおっしゃいます。(笑)

ヨーガ療法士は40代〜60代くらいの女性の方が多いので、夫婦ネタや、嫁姑ネタで療法士さんたちをいじっていることが多く、わたしはどちらも当てはまりませんが、いつもクスリとしてしまいます。(笑)

けれど、冗談の中でも、おっしゃっていることはその通りなので、さすがだな、といつも思うのです。

”おいしいものは、みんなで分ける。”

その気持ちをいつも忘れない人間でありたいなと思います。

そして、わたしはこれからも学びを深めながら、この学んだことを「自分の周りにいてくださる、みんな」にちゃんと分けていきたいなと思う次第です◎

最後まで読んでくださって、有り難うございました!

それではまた、次回。

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