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お菓子屋さんになるために始めたこと

こんにちは、お菓子屋meguriです。
30代未経験から、実店舗を持たず独学で菓子製造をしています。

作業療法士として働く傍ら、お菓子屋さんになりたいなぁとふつふつ考えておりました。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

今回は、お菓子屋さんになりたいと思ってから始めたことをお話ししたいと思います。


⒈ お菓子の試作をひたすらに作る

正社員での勤務だったので、まず休日を使ってお菓子の試作を始めました。自分のレシピがあるわけでもなく、適当に粉を合わせてみようともならず。

卵・乳製品・白砂糖・小麦粉不使用なお菓子を作りたかったため、
まずは卵・乳製品・白砂糖不使用の焼き菓子のレシピ本を参考にレシピ通りに作りました。

大体のレシピ本は小麦粉を使用していたので、小麦粉の分量をそのまま米粉に変えて作成しました。

すると困ったことに、”きっしきし”のクッキーが出来上がりました…😭
なにこれ…同じ経験された方いますか?涙

これは教訓ですね。米粉は米粉のみで使用しない

ネットにもあるレシピを参考にして、大豆粉やアーモンドプードル、片栗粉などの配合をしていきました。

この時大事にしていたのが食感と甘みです。
もう少しサクッとしたい、甘さはもう少し控えめに、
こんなお菓子にしたい、こういうお菓子が好き、という指標があれば試作しやすいと思います。

⒉ 同じ植物性のお菓子を作っている方のお菓子を食べてみる

試作をしていると何が正解かわからなくなってくる時がありました。
そんなときに、同じ様なお菓子を作っている方のお菓子を食べてみることをしていました。

原材料は使用量の多いものから記載されているので、自分の試作したものと比較してみたり、「こんな食感にしたい」などのイメージを再確認していきました。

「勉強のためだから」と理由をつけて食べるのでおいしい思いもできて一石二鳥です♡

⒊ SNSの発信

自分なんか発信しても誰もみてくれないよ…
出ました自己肯定感の低さ。

しかし始めてみると、同じ様にお菓子の発信をしている方やフォロワーを増やしたい方との相互フォローという文化に出会いました。中には営業のDMもたくさんきましたが…

・まずフォロワーを増やし、自分のしていることを知ってもらう。
・自分が何になりたくて発信しているのかを明確にする
・頑張っている人を応援したいという心理でファンになってもらう
・お菓子販売をするときに購入してくれる可能性が高くなる
・お菓子屋さんになるまでの軌跡を残す


対面でのコミュニケーションは苦手ですが、文面でのコミュニケーションは苦になりにくいこともあり、反応をもらえた時は嬉しかったです。

また、インスタグラムと旧ツイッターを同時に始めましたが、自分にはインスタの方が合っていることも分かり、ほぼインスタのみで発信していました。

自分に合うSNSを見つけて、毎日じゃなくてもいいので、構築していけると強みになると思います。

⒋ ナチュラルフードコーディネーターの勉強を始める

レシピ作り・SNS発信を始めて6ヶ月を過ぎた頃、独学でお菓子の試作をしていましたが、不安症の私。
同じような材料・食感になって行き詰まっていたときに
「ナチュラルフードコーデイネーター」という通信講座を知りました。

習得したからといって直接的なお仕事には繋がりませんが、権威性をもたせるにはいいし、興味のある分野で勉強にもなるし、自分の知識を増やせるし、と思い勉強を始めました。

4冊の本とDVD、有機食材(玄米や塩、醤油など)が届き、レシピを参考に材料を使用し料理する、というような流れ。お菓子のレシピもあります。

植物性食品のみを使用したレシピ本なので、バリエーションは増えるし、試したことのない比率でのお菓子作りもできたので、とてもいい経験となりました。約半年かけて認定書をいただきました。

ナチュラルフードコーディネーター資格取得

⒌ 実際に個人で菓子販売している人にアポを取り会いに行く


お菓子屋さんになりたいけど何したらいいかわかんないし…と自分の範囲内でできることばかりしていました。

そんな中、お付き合いしていた相棒(今の夫)に「会いに行って話聞けば」と。

そんな無理無理〜〜〜と内心。しかし、一理あると。

行動しないと何も始まらないと、うっすら感じていたところにぐさっと刺さりました。

自分と同じ様に植物性のお菓子を作っていて、マルシェなどに参加していて、個人事業の方。
自分の家の近くで行われていた小さなマルシェで、出店されている方を見つけてドキドキしながらDM。

最初はDM内で、どのように菓子製造をされているかや、どこにキッチンをつくったかなど、いきなり踏み込んだ話をしました。今思えば、いきなり知らない人からきたDMに丁寧に答えてくださり、感謝しかない…

その後にその方が出店しているマルシェに伺い、直接お話をしました。

・菓子製造し販売するには保健所の許可したキッチンが必要
・自宅にプレハブを建ててキッチンに改造する
・賃貸アパート改造OKな場所を探す
・レンタルキッチンを借りる

私、自宅で作ったクッキー売れると思ってました…涙
なので、菓子製造許可のあるキッチンが必要ということに衝撃でした。
確かにそうですよね、自宅のキッチンで作ったお菓子の衛生面を考えたら。

今住んでいる場所は賃貸で、敷地にプレハブは建てれないし…
実家にも話してみたけど、土地の分類があるみたいで建物が建てれない…
賃貸アパートで改造OKなところってなかなかない…
一時期は改造可能なアパートなど探していたけど、築何十年とかの一軒家ばかり…

そんな選択肢の中で自分の選択肢はレンタルキッチンが現実的だな、と絞っていきました。

⒍ 今の自分の声に耳を傾ける

このような経緯で自分にできることを少しずつピックアップし、目の前のことから解決していきました。

・自分が何につまずいて進めていないのか
・菓子製造場所にするにはどこが適しているのか
・自分の本気度はどうか

行動するっていうのは簡単ですが、実際難しいですよね。
私も変化は苦手で同じことの繰り返しが落ち着くのですが、
このまま作業療法士として働くことを想像する方が、しんどいと思ったんだと思います。

違う道に行こうと覚悟を決めると、自ずと何をしたら良いか、行動に出るようになると思います。

遠くを見すぎると無理だよと、すくんでしまいますが、目の前の問題に向き合っていけば、意外に進んでいるものです。

自分の気持ちに耳を傾けてあげてくださいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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