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#265 【疲労】疲労のシステム*酸素は必要なの?|足からだ健康ラジオ

🎶📚音声配信に補足を入れながら記事にしています。


皆さん、こんばんは。
めぐミカです。
きょうも一日お疲れ様でした。

さて、前回から疲労シリーズです。
前回は脳が疲労をごまかしてしまうというお話でした。
目の奥の脳で情報を取りすぎて、
「情報処理しきれないよ〜」という状況になっているにも関わらず
前頭前野が、楽しい!嬉しい!使命感とかやりがいみたいなものを
上からかぶせて疲れてることを無いものとしてしまう
という脳のからくりがあるということでした。

脳がそうやって一時的にごまかしたとしても、
現状身体が疲れているという事実は変わらないので、
きょうは疲労のメカニズムをお伝えしたいと思います。
細胞レベルの話になるのでちょっと小難しい話になりますが、
なるべくわかりやすくお伝えしていこうと思います。
きょうも健康管理士の機関誌「ほすぴ」を参考にしております。

疲労のメカニズム

早速、疲労のメカニズムについて
細胞レベルのお話をしていきますね。

私たちの身体の最小単位は「細胞」です。
脳や筋肉、内臓などすべて細胞の塊でできています。
身体に存在する無数の細胞内には「ミトコンドリア」と呼ばれる
エネルギー産生工場があります。
「ミトコンドリア」、聞いたことありますか?
図にすると、細胞の中にミミズのような長い糸状のものが書かれています。
そのミトコンドリアがエネルギーを作る工場なんですね。
その工場では絶えず酸素を取り入れて、
エネルギーを生み出すということをしています。

エネルギーの材料には酸素と糖も必要なので、
ミトコンドリア工場で酸素や糖が取り入れられて
エネルギーを作る
ということをします。

副産物「活性酸素」は傷つける悪者


脳細胞や筋肉細胞が活発に働くようになると、
細胞内のミトコンドリアがエネルギーを作り出す過程で
「活性酸素」が発生するようになります。

この活性酸素がちょっとワルモノで
細胞を傷つけてしまうという特質があります。
本来なら細胞自体に活性酸素で酸化させないようにする抗酸化防御システムを備えているのですが、
脳細胞や筋肉細胞が活発に働きすぎると処理が追いつかなくなり、
活性酸素が溢れてしまう。
そうすると細胞を活性酸素が傷つけて
修復機能も働きにくくなります。

第2弾防御システム「炎症性サイトカイン」
疲労の素をつくりだす

ところが人間の身体ってほんとによくできたもので、
第一段階の防御システムが追いつかず手を焼いてしまった場合には、
次の施策もちゃんと備えてあるんです。

免疫細胞の「炎症性サイトカイン」という
生理活性物質というものを生産し、
炎症反応を起こしてしまうということになります。

この炎症反応が脳で起きると倦怠感や意欲の低下、
筋肉で起きると発熱や痛みとなって現れる。
これが疲労の原因です。

この炎症性サイトカインは免疫細胞と言いましたが、
普段ならウィルスや細菌が身体に侵入してきたら、
それをやっつけるときに熱や痛みを表示させて身体を守るというもの。

活性酸素で傷ついたままの細胞を見つけたら
修復してあげようと頑張るサイトカインなんですが、
どうしても炎症性がありますので炎症を起こしてしまうんですね。
炎症性サイトカインの悲しい相っていう感じですね。

そういうわけで

・脳細胞が傷ついた脳を修復しようとする
 ↓
脳で炎症が起こって、倦怠感や意欲低下と言う負のものができてしまう

・筋肉の細胞が傷んでそれを直そうとする
 ↓
熱や痛みを起こしてしまう

良かれと思ったのに悪いことになってしまうということなんですね。
悲しいね、炎症性サイトカイン。
これが疲労のメカニズムです。

素朴な疑問*さびない体にするなら酸素はいらないのでは?

私はずっと疑問に思っていました。
ポリフェノールって抗酸化作用の良い物質だから
いろんな食材に入っているポリフェノールを選んで食べたりしていました。
ですが抗酸化作用って身体がさびないようにするためのもの。
それをわざわざ取り入れなきゃいけないってどういうこと?って思っていたんです。
人間は酸素を吸わないと生きられない生き物ですよね。
この地球上の空気に絶妙な割合で入っている酸素を吸わないと人間は生きていけません。

以前に来ていたお客様で看護師の方がいらっしゃったんですが、
看護師になったいきさつ聞いたら、
おばあちゃんがお正月にお餅を食べて喉を詰まらせたんだそうです。
さーっと血の気が引いたので、慌てて病院に連れて行ったら、
一刻を争う状況で、お医者さんが来るのを待たずに、
看護師さんがみぞおちあたりを圧迫して
おばあちゃんの喉に詰まった餅をぽんっと抜いてくれたそうです。
そしたらおばあちゃんの顔色が青ざめていたのが、
ふぁーっと人間の肌色になって危ないところを免れたという一連の出来事を進路を考えるような時期に体験したので、
「私も人を助ける看護師になりたい!」ということで看護師を目指したということでした。
その時、本当に喉が詰まって、酸素が吸えないと
あっという間に人間は死にそうになっちゃうんだということもその話を聞きながら改めて思いました。

が、そもそもなんで酸素を吸わなきゃいけないんだろう?
酸素を吸うから身体がさびていくし、
酸素をわざわざ吸うの?という疑問が漠然と残っていたので
この疲れのメカニズムのお話をするときに点と点が繋がりました。

エネルギーを生み出し
人間の身体が動くためには
酸素がどうしても必要なんです。
脳を使いすぎたり、身体が動きすぎたりすると
活性酸素ができますが
身体を整えるようにちゃんと一つ、二つと施策があって、
人間の身体はよく考えられてと造ってあるんだということも学びました。


これまでは疲労についての研究は遅れていたようです。
なぜかと言うと疲労とストレスを区別せずに考えていたからだそうです。

疲労のメカニズムについて研究が進んでさらにわかったことがあるので
次回はそれをお伝えしたいと思います。

きょうも最後まで聞いてくださりありがとうございます。
人間の身体って素晴らしく造ってありますね。

感謝しながら寝ましょうね。

シャローム
またね



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〈自己紹介&メッセージ〉

今日も聴いてくださり有難うございます!
健康管理士でメディカル・リフレクソロジーである中国足心道療術師の本格足揉み屋の「めぐミカ」です。
名古屋の藤が丘駅徒歩2分の本格足揉み環(めぐり)で師範として、毎日この手で足揉みと整体、そして健康相談・日常生活の改善・予防・アドバイスをしております。

日頃考えている事、経験、学んだ事など、心と身体を健康にするお話をゆったりとしていきます。スキやフォロー、シェアをして、周りの皆さんも健康にしていきましょう♪

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