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#100 ピロリ菌がいると胃がんになるの⁉︎ゲノム解析|足からだ健康ラジオ

*この記事は《身体のしくみ》《病気》に関連した記事です*

皆さん、こんばんは。
めぐミカです。
きょうも一日お疲れ様でした。

きょうは
ピロリ菌について新しいニュースが入っていたので
お知らせしますね。


ピロリ菌感染者 胃がんのリスクが遺伝要因で高まる


理化学研究所(理研)生命医科学研究センターと
愛知県がんセンター研究所、
岡山大学、東京大学などの国際共同研究グループが
発表した事項です。

理研が独自に開発したゲノム解析手法で
(何かの病気に関係しているか
遺伝子レベルから調べる方法)
日本の1万1,000人以上の胃がん患者群と
4万4,000以上の非がん対象群を用いて
世界最大規模となる研究をしました。
27個の遺伝性腫瘍に関する遺伝子を解析した結果、
9個の遺伝子の「病的バリアント」が
胃がんのリスクに関係すると示した、とのこと。

ちょっと難しい言葉が出てきました。
「病的バリアント」という言葉。
ヒトゲノム配列の個人間の違いである
「遺伝子バリアント」のうち、
症患発症の原因となるものを
病的バリアントと呼んでいます。

そしてこの病的バリアントの情報と
胃がんのリスク因子であるピロリ菌感染情報とを
組み合わせてデータ解析をした結果、
BRCA1・BRCA2遺伝子などの
相同組み換え修復機能に関わる遺伝子群の
病的バリアント保持者は、
非保持者に比べて
ピロリ菌感染による胃がんリスクへの影響が
より強くなることが分かった
そうです。

この「相同組み換え修復機能」とは、
遺伝子のDNA、2本のねじれた鎖の
双方に起こった切断を修復する機能のこと。
これは人間の身体のなかで
自動的に、意図せずにやっていることです。
人間の身体は本当に細かいことろまで、
いろんな仕組みで動いていますね。

修復をして遺伝子変異をするんですね。

なんと‼︎22倍⁉︎

この研究結果は、
遺伝子の異変をもつ人がピロリ菌に感染すると、
遺伝子変異を持たずピロリ菌にも感染していない人に比べて
22.45倍も胃がんにかかるリスクが高いことが分かったそうです。


「ピロリ菌があると胃がんになるから除去しなさい」
と言われていましたが
最近は、ピロリ菌を持っているからといって、
必ず胃がんになるというわけではないので
ピロリ菌は除去しなくてもいいと言うお医者さんも増えてきました。

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