見出し画像

【決定的】ミャンマー人と日本人の仕事観の違い 前編

ミャンマー人と結婚しミャンマーへ移住経験あり。現在は日本在住のちゃみです。

はじめましての方はこちらをどうぞ。

この記事はミャンマー人と日本人の仕事観の違いや、仕事に対する感覚の違いについてまとめたものです。
ミャンマー人にどのようなイメージがあるでしょうか?
・優しい?
・よく働く?
・南国人気質でスローな感じ?

結論ですが、
ミャンマー人、光の速さで仕事やめる人多いです。笑

もちろん、いろんな人がいますが、あまり知られていないと思いますので知ってもらえたらと思います。

はじめに~基本的にミャンマー人は打たれ弱い

ミャンマー人はメンタルが基本強くありません。
もちろんこれには裏づけがあります。
ミャンマーは80%強が仏教徒です。そのため「怒り」の感情を堂々と外に出すことは良くないものだと捉えていますので基本的にどんなにイラだったりしてもまずは我慢します。つまり怒るという行為自体があまり良い物ではないと考えられるので、怒らないようにします。
そしてこれがメンタルの弱さを増長させるミャンマー人の悪い癖なのですが「怒る」ということと「注意する」「叱る」の区別がミャンマー人にはありません。感情に任せて話す人がとても多く、論理的ではなく、感情的に話す。言いたいことを言う。
ですので、誰かに指摘された時点で「怒られた」と相手側が感じてしまい、ふてくされてしまいます。

このように、
注意して辞められたら困るから言わない→相手は注意を受ける機会が少ない→まれに注意する→ふてくされる→辞める
→そうならないように言わない→従業員が成長しない

という負のスパイラルが完成している国、それがミャンマーです。

***

ミャンマー人は人前で注意されることを嫌う

ミャンマー人は怒るほうもなかなか怒れないという背景がありますが(正確には「注意」ですが)また怒るときも人前で怒ってはいけません。
ミャンマー人はメンツを潰されるのを嫌います。
おもしろい話、冗談などはOKですが、注意はされたくない。
はずかしい姿だという認識があり、プライドを傷つけられたと感じるので、
注意する時は誰もいないところでそっと優しく言わなければいけません。

***

「自分のために注意してくれた」という感覚はない

日本では注意を受けたとしてもそれは後になって思い返せば「ああ自分のためを思って言ってくれたのか」と、注意そのものを肯定的に捉える人も多いと思います。それは日本人が感情に任せてガミガミ言うということをする人が少ないから、ポジティブに解釈できる余地がある表れだと私は思います。しかしミャンマーでは感情的に言いたいことを言う人が男女共にかなり多いと移住した経験上そう感じます。

自分が言いたいことを、言いたいように、言いたい時に言う。
そこに論理的な展開もなければ数字や物的証拠や事実はありません。
このことが多くのミャンマ―人にとって
「注意はありがたいもの」という思考に向かない原因です。

***

後編に続きます。



頂いたサポートは夫婦二人でミャンマーに関する物品購入に使わせて頂きます! (これまでにミャンマー語の辞書と食品購入に使わせて頂きました!)