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軽度自閉症・発達障害グレーの難しさ…私がケガをした時はみんな優しかった!

こんにちは、やつ子です。


今日4月2日は
世界自閉症啓発デー
です。

(熱い思いを込めて長文になりました♡)


うちの反抗期息子
略して15歳ゴリゴリ不登校か~ら~の~
通信制高校に行く予定の息子は、

小6の時に「軽度の自閉症…自閉傾向にある…」
と小児発達のお医者さんから言われました。



正式な診断は出さず
口頭で教えて下さいとお願いしました。
(この辺の詳細は長くなるので割愛します)


この時に
軽度自閉症の他にADHD(注意欠如多動症)や
HSCのことにも触れられました。


※各特性の詳細は今日は書きません。
毎度おなじみGoogle先生に聞いておくんなまし。




発達障害、

数年前にテレビやネットでも
取り上げられる機会が増えていたように思います。


私は息子や家族がそうなので
わりとよく知っている世界なのですが、
まだまだ知られていないのかな。



でも家族にはいなくても
職場や皆さんの周りにもいませんか?


あ、今、
“困った人” で脳内に検索かけませんでしたか?



ちなみに
私が好きな精神科医の方が書かれていた本には
「みんなみんな発達障害だ」とあります。

や~こんなこと書くと怒られそうだなぁ~。



さすがに「みんな…」というのは極論ですが、

発達障害は線引きがなく
グラデーションなんです。


発達の仕方、成長の早さ、
得意不得意は人間それぞれ違っていて

でも誰もが同じようにそうですよね。


違うけど同じ仕組み。




指標は “生きにくいかどうか”
のような気がします。


これはかなり環境に左右されますね。


“そこ” では

どんな道具を使えるのか
騒音は無いか
休憩はきちんととれるのか
整理整頓されてるか
得意なことができているか
特性について知識のある人がいるか
失敗が許せる空気か
相談窓口が設置されているか
などなど…

生きやすさに配慮してくれる環境に
いるか、どうか。



でもこれって発達障害だから…というより
そんなもん誰だって理想的ですよね。

自分の苦手や得意や伸び代なんかも
考えてくれて、失敗も許してくれて…
言葉足らずをきちんと解釈してくれて…

そんな居場所あったら最高だなぁ~


でも現実は “そうじゃない” ことも多くて
それでもみんな悩みながらも
どうにか対応してるんだと思います。



“そうじゃない” 時に対応するための
必要な能力が凸凹の凹の部分だったら
対応が極端に難しいんです。

性格じゃなくて難しい。




凹の部分は人それぞれ違います。

空間認知能力、
体の極端な不器用さ、
五感や皮膚の過敏または鈍感、
客観的視点、
表情を読み取る力、
見通す力の弱さ、
恐怖感の強さ、
思考やこだわりのクセ、
などなど

程度も種類も人それぞれ(ここがみんなと同じ)。




ちなみに私も発達障害です。
自称グレーですが
凸凹具合は激しいと自覚してます。



軽度のつらいところは
見た目が “普通” ってとこです。

(普通って何だよ!みたいな議論は
 今日はしませんョ…便宜上です)


あと、

(重度がつらくないと言ってるのではなく
 今日は軽度にフォーカスしております)




ええと、何でしたっけ?


軽度のつらいところは
見た目が “普通” でしたね。



普通が隠れみのになってて
見えづらいところに
極端な特性(凸凹)が隠れているのかも…





昨年わたくし右手をケガしまして、

包帯グルグル巻きのいわゆる
\ザ・怪我人/ みたいな空気を
バンバン醸し出しながら
買い物など行っておりました。



その時はもう優しい優しい!

みーんな手伝ってくれて
「ゆっくりで大丈夫ですよ」みたいな雰囲気で
見守ってくれて
ぶつからないように距離感とかも配慮してくれて

こんなに街が優しかったのは
妊婦のとき以来でした。



ところがどっこい

包帯もとれてリハビリも済んだ
パッと見が普通、の私には
誰も優しくありません。



当たり前ですが
重い物も持ってくれないし
モタモタしてたら
「遅ぇ~なぁ~」みたいな顔と舌打ちで
圧をかけられます。



私の右手は普通のようで
もうそんなに力が入らなくなりました。

ケガの後遺症みたいなもんです。


途中までしか曲がらない指もあって
細かい作業は時間がかかります。

わかりやすい変化では
料理の時間がケガ以前より長くなりました。


でも街の人はそんなこと知らないし
パッと見が普通なら配慮なんてしません。



みんな同じ条件だと思っているから
そりゃ当然です。


私もきっとそうしてます。
これまでもそんな事情はわかってあげられず
“遅い” “困った人” “迷惑” とか思ったことも
おそらくあったと思います。




だから皆さんに
「パッと見わかりづらい軽度自閉症を
 理解してあげてねー!」
なんて事を言うつもりはありません。



実際に私は母(発達障害濃厚グレー)のことは
“困った人” だと思っていますし、

旦那さんのことでも理解に苦しんでいます。


私自身のことも
こだわりが多くて面倒くさい女だな…って
思います。




ただ、もしちょっとだけ心に余裕があったら
“困った人” というレッテルを貼る前に
凸凹のグラデーションを思い出してもらえると
嬉しいです。

性格じゃなくて難しいのかもしれないと。




その時は気付かなくても
後からでも全然いいんです。

私はよくやります。

“もしかしてあの人…” と気付いたときには
もうその場にはいなかったとしても、

想像を巡らすだけで
きっと相手に何かが届いているはずだと思って
考えています。




同じ条件じゃないんです。
みんなそれぞれ違うけど仕組みは同じ。

見えにくいところに
極端な特性が隠れているのかもしれません。




とはいえ、困る時ゃ困りますけどね。




今日は世界自閉症啓発デーです。


かなり
私の考えに偏った内容になっておりますが、

自分も含め
周りにも発達障害濃厚グレーたちが多く、
これまでアレコレ対処してきた一当事者の思いを
書いてみました。


長文お付き合いいただき
ありがとうございました。

それではまた(^-^)/








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