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エンジニアから技術広報になった6つの理由

12月1日からエンジニアチームを離れて、PRチーム配下の技術広報として働くことになりました。もともと今年の6月からエンジニアと技術広報の兼務で働いていたのですが、それを1本に絞った形になります。

技術広報になった簡単な経緯

(↑約1年前に書いた記事)

note社には2020年にエンジニアとして入社しました。始めはエンジニア業だけだったのですが、もともと私がライターをやっていた経験を活かして、途中から社内インタビュー記事などをたまに書くようになりました。

当初は月1程度のペースで執筆していたのですが、「採用や広報に力を入れていきたい」という思いが強くなり、インタビューだけではなく技術広報的な働きをしていくことになり、今に繋がります。

技術広報になれた6つの理由

経緯は上記のような形なのですが、専任で技術広報として働けるようになったのは様々な要因が絡んでいます。

それらの理由を忘れないためにも、自分の備忘録として「なぜ技術広報になったのか?」をいくつか書き記しておこうと思います。

※ こちらは 1人で25日書く技術広報 Advent Calendar 2022の8日目の記事です。まじでギリギリで書いています。書くことがなくなってきました。


1. エンジニアよりバリューを出せる


自分のエンジニアとして能力と、技術広報としてできることを鑑みたときに、明らかに後者のほうがバリューが出せるだろうと思いました。

note社は今やエンジニアが約50名おり、多種多様なスペシャリストがいます。そんな中で私が多少がんばった程度では、たいして会社に寄与できる感覚がありませんでした。

もちろん会社への寄与がすべてではありませんが、エンジニアの中に自分がいること自体に歯がゆさを感ることが多々ありました。

エンジニアとして貢献できることが少ないのであれば、いっそ技術広報に転身してバリューを出したほうがいいだろうと思いました。

2. 自分にしかできないポジション


「エンジニア」と「ライター」という2つの経歴がある人はおそらくそれほど多くはないでしょう。社内にもおそらくいないはずです。

これらをかけ合わせた技術広報というユニークポジションに、自分は多少なりとも適正があると考えています。

社内で自分よりも適正がある人がいないのであれば、やはりそのポジションに収まるのがいいだろうと思いました。

3. モチベーションの源泉

私のモチベーションの源泉は、社内の誰かに喜んでもらえるかどうかが大きな比率を占めています。内発的動機付けよりも外発的動機付けのほうが強いのです。

もちろんエンジニアでも同じように社内の人たちに還元することはできるのですが、技術広報のほうがよりダイレクトにモチベーションの上昇を感じることができたのです。例えばインタビューであったり、エンジニアの協賛イベントのブース出展だったり。社内のエンジニアに直接的に感謝を伝えられる機会が増えました。

技術広報として働くことを通して、モチベーションになりやすいポジションにつくほうがいいだろうと実感しました。

4. note社の発信についての課題


note社の課題として、技術的な発信の少なさがありました。

採用などはうまくいっている部分はあるものの、技術ブランディングの向上や技術的な発信の強化がそれほどできてはいませんでした。

現状はこのままでもいいかもしれませんが、将来的にさらに採用数を増やしていくことを考えると、現段階で体制構築を行っていくべきだと思ったのです。

発信は始めるよりも続けていくことのほうが、さらに難易度が高くなります。続けるという観点を強化するためにも、やはり専任で技術広報がいたほうがいいだろうと思いました。

5. わがままを受け入れてくれる会社の懐の深さ


当たり前ですが、自分が技術広報をやりたいと思っても、会社が許可しなければ大手を振って活動することはできません。

エンジニアから技術広報へ転向を迷っていた際には、エンジニアやPRの上長と何度も話しました。私が知らないところでも色々と話しを進めてくれていた場面もあったようです。

会社としてこういった動きは容認してもらえることには感謝しかありません。

6. キャリアへの不安の解消


エンジニアから離れて技術広報になった際の一番の不安点は、将来的なキャリアでした。エンジニアのほうがやはり需要や安定はあるのではないかと。

しかし、昨今の流れを見ていると、メガベンチャー系の企業も技術広報やDevRelといった広報ポジションに力を入れており、自分次第で未来はいくらでも切り開いていける感覚がありました。

社内で何人かのエンジニアに相談をしたときに、技術広報の必要性を説かれたことも決断理由としては大きな点でした。

そしてこれから


技術広報の専任としてスタートしたばかりで、まだまだやるべきことは山ほどあります。

今、行っている1人で25日書く技術広報 Advent Calendar 2022も、技術広報として動いてくための最初の一歩です。

技術広報としてだけではなく、自分自身が会社のユニークポジションになれるように、一つずつ業務をこなしていきたいと思います。

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