エンジニアの工数を減らす技術広報の働き
技術広報として発信は重要です。しかし、技術記事やLTなどはエンジニア自身が行うことが多いため、発信の準備にはエンジニアの工数がかかります。
そういった「発信にかかるエンジニアの工数」を減らす工夫をするのも、技術広報の役割の一つなのかなと思っています。
私自身もまだまだできていない部分も多いのですが、工数を減らすことができる働きの一例を紹介したいと思います。
※ こちらは 1人で25日書く技術広報 Advent Calendar 2022の6日目の記事です。昨日、更新するの間に合わなかった。連続投稿終了してしいました、早い。
技術記事や登壇などの構成考案 / 骨組みづくり
最初に言ったとおり、登壇などは準備に時間がかかるため、エンジニア自身ですべて行うとそれなりに工数がかかります。
それらを技術広報で少し手助けできるはずです。
事例集めや社内のエンジニアへのヒアリングなどの情をこちらで行えば、エンジニアの工数を多少は削減できるはずです。
もちろんすべての発信に対して行うのは現実的ではないので場面は限られてきますが、30分動けばエンジニアの負担を少しは減らせるでしょう。
また、資料集めだけではなく、スライドなどの骨組みをつくることもできます。
構成や骨組みだけをざっと作ってしまい、あとは肉付けをする状態にしておきます。
登壇内容の執筆
登壇やイベントなどの内容を技術広報で文字起こしすることで、エンジニア自身が記事を書かずに公開することができます。エンジニア側は文章の確認だけで済むはずです。
記事ネタの提案、アウトラインの作成
エンジニアに技術記事の執筆などを依頼するときに、こちらから記事ネタを提供したり、アウトラインを提供したりすることができます。
エンジニアに漠然と「なにか書いてください」では目的や方向性がわからないため、「〇〇を書いてほしいです」と内容を伝えるようにします。0からネタを考えるよりは気持ちが楽になるはずです。(人によっては書きたくないネタの場合もあるため、注意が必要ですが)
また、書くのが苦手な人のためにはアウトラインをこちらで提供するのもいいかもしれません。
議事録、まとめ資料作成
開発関連のwikiを執筆したり、エンジニアに聞いた話をまとめたり、新入社員向けに資料を作成したりすることも、技術広報としてできる働きの一つだと思います。
また、開発関連の動きを逐次メモとしてまとめておけば、技術広報以外の発信にもいずれ必ず役に立ってくるはずです。
これらは私もまだできていない動きなので、今期取り組んでいきたいことの一つです。
おまけ:他の職種も手助けする
技術広報以外にも技術的な発信を行うことがあるため、そういったときの壁打ちや情報提供ができると思っています。技術広報として他部署とリレーションができれば、さらに社内で動きやすくなるはずです。
noteで言えば機能カイゼンなどの記事が該当します。今期は協力できる部分があればいいなと考えています。
15分だけ動いてみる
執筆内容に似た記事やスライドの事例集めを15分行うだけでも、発信の手助けになるはずです。技術広報が少し動くことで、エンジニアの工数を大幅に減らせる可能性もあるため、短い時間で済むことは吸収できるといいかもしれません。(自分自身の工数と要相談ですが)
技術広報として大きな働きではないかもしれませんが、やっていくべき仕事だと思っています。
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