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「スクールカウンセリング」を受けてみたら、「分ける」ことの大切さを知った。

このところ、実家の母の介護と子どものことでバタバタしていた。

1月の終わりから、実家の母と子どもが相次いで体調をくずし、母の介護の手続きをして、子どもの看病へとんぼ返りし、職場へ臨時の休みをもらい、子どもの付き添いをし、母のケアマネさんやヘルパーに入って下さる事業所の方と、リモート会議をした。

いやー、いっそがしいなー!「一難去って、また一難」という諺(ことわざ)がピッタリ当てはまっちゃって本気でウザいと思う程度には、いっそがしいなー!!

👆煽りまくった表情で言うのが肝心です🌚


そうこうしている間に、以前から学校へ行き渋っていた息子が、登校できなくなった。うぇい😲

上の子が「学校へ行きたくない」と言い出すと、下の子まで「私も行きたくない」と言い出すのはお決まりで、二人そろって休む日も出てくるようになった。うぇいうぇい😲😲

理由は、二人とも「ひどくちょっかいを出してくる友達がいる」「やめてと言っても(たまに実力行使でやり返しても)やめてくれない」というものが表向きだったけれど

それぞれに、対象となる子と先生とで話し合いの場を設けてもらっても、「行きたくない」気持ちは収まらなかった🥺
😎うぇ~い😎


そこで、人生初めての「カウンセリング」を受けてみることにした💛初体験💛キャッ💛←キモ🌚


月に一度、学校を訪問してくれる「スクールカウンセリングの先生」に、話を聞いていただくのだ。


最初、息子は、カウンセリングの先生に話せないと言うので、私だけで行くつもりだったけれど、日程が近づいてきたら、息子が「オレも行く」と言い出した。


それに加えて、たまたまその日が休みになった夫が「カウンセリングって、どんなことをするのか知りたいから、俺も行く」と言い出した。


かくして、巨大メガネ(夫)👓とすっとこメガネ(息子)👓とどっこいメガネ(私)👓の怪しいメガネ三家族が、ぞろぞろとカウンセリングルームへなだれ混む運びとなった。


カウンセリングルームで待ってくれていたのは、まるで「ちいかわ」を実体化したかのような、優しいオーラを放つカウンセラーの先生であった。
県内各地の小中学校を回り、いろんな子どもの話を聞いているだけあって、キラキラした瞳と仏のようなオーラを持つ先生は、穏やかで瑞々しいテノールボイスで「こんにちは~✨」と私たち家族を包み込んでくれた。


そして、私がざっくり今までの経緯を話すと、先生と息子とで会話が始まった。


息子は、基本的に人見知りをしないのと、わりと自分のことを言語化できる子なので、先生の質問にするすると答えていく。その、先生の質問の仕方に、私と夫はナルホドと膝を打った。


先生の質問は、ひと塊になっている息子の「学校へ行きたくない」気持ちを、丁寧に「分けて」いくものだった。


具体的には、「いつ、どこで、何を、どんな」といった5W1Hを使って問うていくのだが、ぐちゃぐちゃに絡んだりくっついたりしている息子の「快」「平穏」「不快」を、丁寧に解きほぐしたり、くっついている断面の位置を探るように質問をしていく。

同時に、「不快」な気持ちそのものへの、深い共感も忘れないので、相談者が「自分のことを、ちゃんとわかろうとしてくれている」と思える。


例えば。
「学校が楽しくない」という息子の言葉を拾って、
登校時から下校時まで、全部が楽しくないのか、
授業が楽しくないのか、休み時間が楽しくないのか、
逆に楽しい時間はあるのか、
共感の言葉を差し挟みながら、細かく「分けて」いく。

「楽しくない」にも、いろいろな理由があるわけで。
理由のない「楽しくない」もあるけれど、「理由」として言語化できるものは、なるべくその理由を細かく言語化していく。
そして、できそうな対処法を考えていく。

今回のカウンセリングで、もっとも息子の「楽しくない」に繋がっていたのが、とある友達との、登下校時や休み時間のやり取りにあった。

その友達とは、これまでも同じような問題があり、先生も交えて話し合いをしたことがあった。その問題が、再燃したかたちだった。

基本的に、カウンセリングの内容は先生へ伝えられることはないのだが、今回はカウンセラーさんから担任の先生へ内容を伝えてもらい、本人と先生、対象の友達とで再度、話し合いの場を設けてもらうことになった。

そうして一旦、その日の結論らしきものが出たあと、「まだ時間が残っているから」と、カウンセラーさんは息子と二人きりで話す時間を取ってくださった。

そこで、息子が何を語ったのかは私たちは知らない。
ただ、息子が描いた、魚や銃の絵を見せてもらっただけだ。
でも、カウンセリングを終えて何より良かったのは、息子が少し、気が楽になった様子だったこと。


なるほど。人の話は、こうやって聞くと良いのか👂))


と、いたく勉強になった(実践できるかどうかは、また別😝)


正直、カウンセリングというものを実際に受けてみるまでは、「受けたところで、何が変わるの?」という気持ちもあった。

でも、実際に体験してみて、「言葉にして、分ける」ことで、自分の中身を整理し、問題点を明らかにして、対策を立てやすくなる、という効果があることを実感した。


だから、悩んでいる方には是非、

だまされたと思って、カウンセリングを受けてみてください😀


と伝えたい。(👆でも、怪しいキャッチコピーみたいな文言しか出てきませんでした😆)


その後。
息子は、友達と先生と再び話し合いをし、その件はひとまずの落ち着きを見せた。


🔵🔵🔵


実は、息子の行き渋りは、カウンセリングを受けた後も続いている。

先生が、家庭訪問にも見えた。

そこでのやり取りは、書くかもしれないし書かないかもしれないけれど、先生方が息子に話を聞くときも、この「分ける」方法を使っていた。

そしてひとまず、「行ける時間」と「行けない時間」を分け、
「行ける時間」に登校して様子を見ているところだ。


😎学校に、行きたくないなら、行かなくていいよ😎


と、子どもにドヤ顔で言いきれる親だったら、どんなに楽だろうな。と思う。

言い切れる親御さんもいると思う。
私もアッサリ言ってしまいたい。
そして、家で好きなだけゲームをさせ、好きなものを食べさせ、のんびりお1人様時間を楽しませてやりたい。

それができないから、苦しいのだ。悩むのだ。。。


ちょっと言い訳めいたことを言うと、私はそこまで子どもに「絶対、学校へ行きなさい」「学校へ行かないと、将来苦労するよ」と言い聞かせるタイプの親ではない。

けれど、

「学校へ行かないと勉強ができなくなるのでは?」
「人間関係で困ったとき、ただ相手を拒絶して引きこもるだけになってしまうのでは?」
「家でゲームばかりして好きなものばかり食べていると、頭にも体にも悪いのでは?」
「良い我慢と悪い我慢の違いは何?」
「学校に行くと、家ではできない創作や、集団での活動を経験できるのでは?」

などなど考えてしまうと、どうしてもハッキリと「学校へ行かなくていい」とは言えないのだ。


それに、カウンセラーの先生、担任の先生、友達、生徒指導の先生、いろいろな立場の人と「話し合う」経験をしたことで、息子の、自分を客観的にとらえる力や、自分の意見を伝える力が増しているのを感じる。

それは、「学校」をただ遠ざけているだけでは、得られなかったものだと思う。


ま、その葛藤も、人生の醍醐味だよね✨


これから、息子と学校の関係がどうなっていくのか。
息子の登校拒否に引っ張られて行き渋り始めた、娘と学校がどうなっていくのか。
私の気持ちが、どう変わっていくのか。


✨🎵お楽しみは、これからだ🎵✨

(…あら、どこかで聞いたフレーズ…🤣)


それくらいのスタンスで、生きていきたいと思います😀


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