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クリームタルトに胡椒をいれなかったからといって、人の命を召しあげてよいものでしょうか? 世の中のクリームタルトは呪われてしまえ! 2020/09/17

 今週を乗り切ると連休がやってくると言うことを意識している。普段あまり来週の予定なんかを気にすることは無くて、その日その日を生きている感じだなのだけど、さすがにちょっと連休が大型な感じなので、打ち合わせのスケジュール調整などをしながら、おぉ来週は、連休じゃないか、と僕でも気がつくという訳だ。

 秋を感じるくらい日中も過ごしやすい気温になってきたので、終日在宅のお昼休みに走るということをしてみたのだけど、昨日快調だった足が、一転して鉛のように重い。疲れが残っているということなのか、まともにご飯を食べる時間もなく、バナナくらいで誤魔化していたからなのか。途中のコンビニでウイダーのブドウ糖を摂取したら幾分ましになった。これは本当に効果があったのか、プラシーボなのか。でも体が軽くなった気がしたのは事実だった。いつもとちょっとだけコースを変えて、ゴールをスーパーに設定した。そうすれば食材などを買って帰ることができる。なんという天才的閃きと思ったが、汗だくのランナーが買い物する様はちょっと変だった気がする。

 阿久津隆『読書の日記 本づくり スープとパン 重力の虹』を少しだけ読んだ。僕は阿久津さんのこのシリーズが大好きで、ほんのちょっと読むだけで良い気分になる。読書以外の記述も大好きで、何でこんなに面白いのかはよくわからないのだけど、好きなもんは好きなのだし、何よりも、読むと書きたくなるので、こうやって書いている。

 要するにこれはスープのような本なのだ、とスープ作りをしているくだりを読みながら気がついた。ちょっとほっとするというかリラックするというか、おいしいスープを一杯飲んだ時の感じに似ている。だから一度にたくさんは読まない。いっぱいのスープ分くらいちょろっと読んで、ホッとして、おしまい。

 夕方予定していた打ち合わせがなくなったので、ここぞとばかりに猛烈に仕事をして、早めに終わらせた。のどが渇いていた。しゅわしゅわーっとしたい気分だが、ビールは控え気味にしているので、ハイボールをぐびぐびー、ぷはーっとやった。白州や山崎といった贅沢なものを飲んでいて、一向に減らない角を飲まないとな、という謎の使命感で角ハイボールを飲んだ。これはこれで、おいしい。

 夜は『ガラン版 千一夜物語 2巻』を読み進めた。「3つのリンゴの話」は推理小説的要素のあるお話としても知られるらしい。そしてなんといってもクリームタルトである。

 これほどにも理不尽でむこたらしいあつかいをうけた人がいるでしょうか。クリームタルトに胡椒をいれなかったからといって、人の命を召しあげてよいものでしょうか? 世の中のクリームタルトは呪われてしまえ!
西尾哲夫 訳『ガラン版 千一夜物語 2巻』 P.158

 こんなにストレートなクリームタルトへの呪詛があっただろうか。生活のリズムを戻そうと早く寝たけれど、夜中に目が覚めてしまい、中途半端に起きて、二度寝。あまりいけてない。

自分の好きなことを表明すると、気の合う仲間が集まってくるらしい。とりあえず、読んでくれた人に感謝、スキ押してくれた人に大感謝、あなたのスキが次を書くモチベーションです。サポートはいわゆる投げ銭。noteの会員じゃなくてもできるらしい。そんな奇特な人には超大感謝&幸せを祈ります。