見出し画像

シェア人材とは①

前回の超人口減少時代の投稿の続きになりますが、私が今考えてこれからやりたいことの一つにシェア人材という働き方を当たり前にしていきたいと思っています。

特に私の住んでいるような田舎では!!

前回の投稿をFacebookでもシェアしたところいろんな方達からたくさんのコメントを頂き本当にうれしかったです。

なぜ嬉しかったかというと皆さんが人口が減少するという事実を受け止めて
そこから何かしていこう、何かを変えていこうという姿勢を持っていることが分かったからです。

まさに同志という感じです。


今一度、前回のポイントはこちらです。

必ず人口は急激に減る

人口が減ったからといって必ずしも不幸にはならない

人口が増えていた時代の常識を疑え

という状況と考え方を踏まえた上で前提をさらにお伝えします。

こういう大きな話をするとどうしても市が県が国がもっと〇〇してほしいというご意見もたくさん出てきますが、私のブログにおいては行政に期待すること自体、今の私にはコントロールできない領域の話になってしまうので、
とりあえずそういう意見は自分が信頼できる政治家さんにお任せするというスタンスをとってます。

その上で個人や民間という立場でできることって一杯あると思うんです。

こちらも前回のリマインドです。

自分の持っている課題を行政等にお願いして画一的なサービスで解決しようというスタンスはこれからどんどん難しくなります。

答えは簡単で、行政の財政とマンパワーに余力がないからです。
さらに行政からはそれ個人で解決してっていうことも強く言えないので
結果、行政に訴えているけど、なかなか解決してもらえないっていう感じになりがちです。

でも人がドンドン減っていき、どこの行政も人もお金も少ないなかでみんながこれして欲しいとかあれして欲しいと言われても困るという中では

やれることは個人もしくは自分達のコミュニティでなんとかしようというスタンスを持つことが凄く大事です。

そしてどうしても、どうやっても行政に頼らざるおえないという案件は
それを優先順位高めに行政に動いてもらうしかないと思っています。

そういう取捨選択する姿勢と自助努力、集団努力を最大化していくというスタンスがないと結局、本当に手を差し伸べないと危ういことやこれからの未来を創ることに行政がお金や人を使えなくなってしまって、それこそ悲しい未来になってしまうと思います。

そんな中でお伝えしたいシェア人材とは何か。。。。


企業間、プロジェクト間の仕事(役割)で人をシェアするという事です。

今多くの人は会社という組織の中で働いています。

地方の50人以下の中小企業ではすでに採用が難しく、社員の年齢も必然的に高齢化していき、生産性が下がっている会社が出始めています。

今私が行っている300人未満の中小企業の昨年の求人倍率9.91倍です。
簡単にお伝えすると10社が募集かけても1社しか採用できないという状態なんです。完全なる売り手市場です。


コロナの影響で採用を見合わせたり、そもそも新卒採用できないという会社が撤退して数値は今年、来年は改善されますが、根本的に働く会社を選ぶ自由度は変わっていないので、学生側、働く人側のニーズをしっかりととらえないと新卒採用はほぼできない環境です。

新卒採用、若手人材採用ができない会社は。。。

定年退職を迎える人はでてくるので、採用できない会社はどんどんジリ貧になっていきます。

社内が高齢化していくるとその弊害は当然業績や今後の投資にも影響してきます。

①社員が高齢化してくる

②10年、20年先を見越した
設備投資、採用教育投資ができない or しにくい

③営業戦略としても売り上げを頑張ってあげていこう!
  という気持ちより現状を維持しようという雰囲気になる

④勢いがないので、若手人材を採用しようとする気力すらなくなる 
①に戻る


この①~④のループが地方の会社ほど多く起こってきていて、知らず知らずにどんどん会社の存続を維持する事が目的の企業が増えてきてしまっています。

現状維持は後退しかない


そうなると地方の中小企業が廃業、倒産という流れになっているのは、すごく当たり前で、その結果ますます地方の元気がなくなっていくという負のスパイラルがおきてると思います。生命保険営業時代に多くの経営者、会社を決算書と経営者の想いの両面からみさせていただいたときに、感じたのは業績が良くなるという期待値が大きい、もしくは結果を出してる会社の共通点は「人」でした。

もちろん優秀な人材という能力の高い人が揃っていることも大事ですが、私が感じたのは、経営者のビジョンや夢を実現したいという一体感が強い、個々の得意分野を発揮しやすい適材適所の人員配置が出来ているという風通しの良さというか相互理解が深い組織はほぼ例外なく業績を上げていました。

こういう会社は東京とかでは結構多くあり、地方の中心地でも数社は簡単に見つかります。

ただ、私が住んでいるような田舎ではまだまだそういう会社に出会えることは少ないです。

その理由は地産地消というべきか、この地域の中で経済が良くも悪くもまわっており、特に新しい情報や仕組みを学ばなくても売上が維持、継続出来てきたからです。変革する必要性もなかったため、地方にある多くの企業の制度や仕組みは、先代、先々代の経営者が作ったものをそのまま踏襲していることが多いです。

明日明日、今までの繋がりのある企業やお客様、発注者から仕事が全くなくなる心配がないから。。。。

でもこれはまさに茹でカエル現象のカエルです。

ゆでガエル現象


だからこそ、そういう会社の仕組みやこれからの若い方達が働きやすい環境を整えたり、マネージメントや社内コミュニケーション、営業、広報などの業界、業種を超えて汎用性のあるスキルを持った人材を自社だけで抱えるのではなく、地域の複数社でシェアすると効率よくこの地域にある複数の会社の生産性を上げれると思いました。

つまりそれは

今までの価値観では「我が社の社員」という人材の囲い方だったものを「この地域に住んでいる仲間」というニュアンスでその人の持っているスキルを同じ地域にある企業間でシェアするという考え方です。

例えば営業が得意な人は一社専属の営業マンでなく、複数社の商品を取り扱う営業マンになり、この地域の商品を一人でも多くの方に知ってもらう、使ってもらう機会を増やせます。

採用活動が得意な人は、一社専属の採用活動を行うのでなく、この地域にある複数社の採用活動を行う事で、一人でも多くの人にこの地域を知ってもらう機会を作れます。

社員教育が得意な人、組織の仕組み作りが得意な人。。。。と汎用性のあるスキルを持っている人は必ずいるので、そういう方達が1社のためでなく、この地域をよりよくするためにこの地域にある複数社でその力を発揮すれば、勢いある会社が増えるとそこには人が少なくなったとしても幸せに暮らせる人が増えると思いました。

「従業員エンゲージメントの高い人が複数社を副業ベースで働くスタイル」

それによって地方でも中小企業でも生産性の高い働き方や仕組みづくりは可能になってきます。

そして人材をシェアしている企業間同士がこの地域の仲間になるという一体感というところまで創れたら最高だと思います!

ぜひシェア人材、私と同じような田舎暮らしの人達におススメです。

都会の第一線で働かれてる優秀な人にも超おススメです。

このような働き方をしている人やそういう体験談をお持ちの方のコメントやメッセージで頂けたら嬉しいです。

私も2020年8月1日からこの働き方を私のわがままに付き合ってくださる素敵な会社様のおかげで本格的に始めれます。

このシェア人材が成り立つ条件や効果を発揮しやすい環境について次回の投稿で書きます。

シェア人材の働きかたの効果、改善点等が出てきましたら、後日またこちらに投稿していきます(^^)/

もちろん田舎の企業の中では当然、副業禁止とか当たり前です。働き方も8時5時以外は考えられないというのも当たり前にあります。

その今までの当たり前を変えることは当然簡単ではないですが、この超人口減少時代に茹で終わってしまわないように、組織変革、仕組み変革を考える経営者をこの地域で応援していきたいと思っています。

今回も私の投稿を読んでくださり本当にありがとうございますm(__)m

いいねやコメント頂けると励みになります!(^^)/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?