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専門外の元科学者がゆるっとカンデル神経科学を読んで書く

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元・生命科学者である牧野曜氏(https://note.com/yoh0702)が『カンデル神経科学』を読んで書くエッセイです。
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記事一覧

脳が脳を知覚する

頭に思い浮かんだもの 小説のネタバレをしていいのかな? まあ,いいことにしよう。 テッド…

研究者からピュアを取り出してみる

大学で研究していた頃,頭が良いことはそんなに大事じゃないと,めちゃくちゃ頭が良くて偉い先…

実験と雑談と本物

研究をしていた頃,実験をしながら色々な話をした。 雑談をしながら手を動かす習慣は,いろい…

光遺伝学と冬の夜

神経科学の話をするべきこのnoteで,分子生物学の話をしよう。 分子生物学が何なのかきちんと…

光遺伝学の光

10年以上前,神経科学の研究室にいたポスドクのNさん(仮名)と知り合いになった。Nさんと私が…

記憶の中の記憶

学生時代,神経解剖学がどうしようもなく苦手で,先生に困惑された。 神経解剖学については,…

神経科学は私の推し

『カンデル神経科学』はいわゆる「鈍器本」だ。世にいう鈍器本とは,もはや鈍器にもなるくらい厚くて重い書籍のことを指す。1649ページ,2.8キログラムあるのだから,『カンデル神経科学』を鈍器本と呼ぶことに大方の人は賛成してくれるにちがいない。もちろん,揶揄したいがためにそう呼ぶわけではなく,むしろ,大量の情報を生み出した知性や作り手の情熱に対する敬意にウィットを込めていると思っていただきたい。とはいっても,神経科学が生み出してきた知のすべてが『カンデル神経科学』に採録されるわけ

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