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#ひとり暮らしのエピソードマガジン

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『はじめてのひとり暮らし安心ガイド』の発売にあわせて、みなさまんが書いてくださった #ひとり暮らしのエピソード をマガジンにまとめました。 お部屋探しから引っ越し、暮らしのあれこ…
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#新生活

【企画】今年はテーマ2本立てでやります!#ひとり暮らしのエピソード #お部屋探しのエピソード(募集期間2024/1/25~4/15)

今年も「ひとり暮らしのエピソード」企画やりたいなあと思いつつ、まったく同じだと楽しくないかなあと悩んでいたら、1月が終わりそうに…。 考えているだけでなにもしないのは一番つまらないやつだ。少しでも参加してくださる方がいればうれしいし、過去の記事を読み返してくれる機会になるかもしれないし。 3年目だし、スピンオフしてみます! 今回は基本テーマと別に、違うテーマも作ってみます。 テーマ #ひとり暮らしのエピソード     #お部屋探しのエピソード ひとし暮らしのエピソード企画

ポテチは三等分がいい

18歳の時、はじめて一人暮らしをした。 六畳一間のワンルーム。一階は人形屋さん。 夜更かししても、おやつを好きなだけ食べても怒られない。一人サイコー!いえーい! ずっと一人暮らしに憧れていた。 友だちも近くに住んでいたし、もともと一人が苦にならない。特にさみしさを感じることなく、わたしは自由を満喫していた。 そんなうきうき一人ライフで、わたしは一度やってみたいことがあった。おやつの独り占めだ。 うちは三姉妹。おやつはいつも三等分。 わたしがぼんやりしている間に、妹たちがど

契約更新をして気づいた、家への思い入れ。

先日、今住んでいる家の契約更新をした。 間取りを見るのが好きな私は、よく用もないのに賃貸物件のwebサイトを眺めたり、不思議な間取りばかり集めた本を読んだりする。 なんとなくそろそろ引っ越したいなという理由で、住む場所や家を変えることも少なくない。 そんな私だが、今回契約更新をして、この家が今まで住んだ賃貸物件の中で、一番長く住んでいる家だという事にふと気がついた。 珍しく私は、この家に結構愛着を持っているようだ。 この家に住み始めた時は、とある事情で急いで物件を決めねば

25歳初心者のひとり暮らしの楽しみ方

ひとり暮らしを始めて、ちょうど1年になりました。始めは家を転がり出るようにスタートしたけれど、思いの外充実しています。うん、楽しい。これは楽しいぞ、ひとり暮らし。 楽しいひとり暮らしのコツを、25歳のひとり暮らし初心者目線で書いておきます。これを見返したら、数年後の自分には笑われたり褒められたりするかもしれません。 でも、生活なんて可変なものです(と言い訳。)今ごきげんに過ごせている6畳半の我が家のくらしをご紹介します。 家事にこだわらない こだわらないことにこだわっ

シチュー皿が割れた日

 この記事はメディアパルさんのお題企画、「#ひとり暮らしのエピソード」に参加するために書きました。  7人家族で育った。祖父母と両親、妹ふたり。家に帰れば必ず誰かしらがいて、例え短時間でもひとりきりになったことは無かったように思う。食事も団らんも大人数。とにかく賑やかだった。  そんな環境で育った私がひとり暮らしを始めたのは18歳の時。大学進学を機に学校の近くに引っ越すことになったからだ。  私は中学生の頃から、早くひとりで暮らしたいと思っていた。誰からの干渉も

「私だけの城」で暮らした3年間

たった3年だったのかぁ。 私が一人暮らしをしていたのは。 それにしても、濃くて、尊い時間だったな、 と思い返す。 社会人1年目で上京して、 会社が借り上げたマンションの一室で住むことになった。千葉県の端で、東京にアクセスのよいベッドタウンだった。 部屋は1k。 新築。風呂トイレは別。 ベッドとコタツを置いたら、あとは通路しかないという狭さだったけれど、十分だった。 (これ以上広いと、寂しくて、眠れなかったかもしれない) 何を食べてもいい。 いつお風呂に入ってもいい。 い

一人暮らし初年度を経た息子~親目線で~

 友人と話をしながら、もう一年になるんだな。と振り返った。  昨年の今頃、息子は二番目の志望校を受けに行った。  志望校も全部自分で決めて、申し込みや願書や手続きや、私にはなんにもわからないうちに全部自分で頑張ったんだったね。二度、遠い地に一人で行って、試験当日も自分で下見した会場に、自分で早起きして食事を済ませて行って、ほんとよく頑張ったよ。  それでも帰省してきた息子が、近くの小さなスーパーに向かう背中をしみじみ見ながら、「頼もしくなったなあ」とはちょっと思えない。  

淡い春の思い出

就職を機に、一人暮らしを始めた。 憧れの街の片隅で。 初出勤の1週間ほど前、ふと不安に駆られた。 ちゃんと起きられるだろうか。時間どおりお弁当を完成させられるだろうか。忘れ物なく出勤できるだろうか。 幸いにも、時間だけはたっぷりある。 そうだ、予行練習をしてみよう。 本番さながらに、お弁当のおかずを考え、天気予報を確認し、明日の服をクローゼットにかけてみる。そして、初出勤日と同じ時刻に目覚ましをかけて眠りについた。 まだ肌寒い3月の朝。 予定のどおりの時刻に目覚ましが