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Med記事関連用語集 ②医学関連

こんにちは、Medです

私が執筆しているコンテンツの中の「精神医学関連」「人間発達学関連」の「用語集」を作成しました。
他記事で「この表現分かりにくいな」などありましたら、ぜひご参照ください。

なお、当コンテンツ随時更新します。

なお当記事閲覧による、いかなるトラブルも一切責任を負いません。

当方は「診察業務」「相談業務」は一切行っておりません。お問い合わせは「法律関連」の場合は「弁護士事務所」など、「精神医学関連」の場合は「心療内科」や「精神科」などお尋ねください。

当方の記事の中で「診る」という言葉を使用する場合があります。これは、当方が「診察する・治療する」という意味ではなく読者の方が「鑑別すべき・判断すべき」という意味です。

当ブログ内容構成コンセプト等盗用窃用応用無断転載等は一切許可しません
注意書きをご確認ください。

【あ行】

易刺激性(いしげきせい)

いらいらして、怒り易い状態のこと。
出典:障害年金ほっとラインより引用

一部の「クラスターB群パーソナリティ障害」などでも診られる、いわゆる「キレやすさ」のことです。ちょっとした刺激でも大きな怒りとなりやすく、特にプライドの高い「自己愛性パーソナリティー障害」などでは、比較的見られやすい症状です。関連記事についてはコチラ①コチラ②をご参照ください。


意欲障害(いよくしょうがい)

何かをやりたいという気持ちとしての意志や発動性、食欲や性欲のような生理的な欲動、社会的な面での欲望などが障害されている状態。
出典:障害年金ほっとラインより引用

何かをしたいしよう」という「意欲」の障害です。意欲障害には3つの種類があり、「何かをしたい」などの意欲が亢進状態の「意欲増進」、「何かをしようとしてもできない」「意欲が湧かない」など意欲が低下状態の「意欲減退」、「相反する欲動」によって何もできなくなる意欲錯誤」があります。


音楽幻聴(おんがくげんちょう)

実在しない音楽が聞こえてくるという現象。
出典:障害年金ほっとラインより引用

統合失調症」に診られる「幻覚」の一種。物理的音源が自分周囲にないにも関わらず、どこからともなく「音楽が聞こえてくる」という実体験を伴ったように知覚される症状

【か行】

外傷後ストレス障害(がいしょうごすとれすしょうがい)

大きな苦悩を与えるような出来事(戦争、テロ、自身や津波、火災、交通事故や殺人などの現場の目撃、強姦)などを体験して生じる心的な反応のこと。トラウマとなった出来事から数週から数か月の潜伏期を経て発病するのが通常ですが、6か月を超えることはない。大多数は回復する。
出典:障害年金ほっとラインより引用

いわゆる「PTSD」のことです。「凄惨な事故現場」や「性犯罪」などによって、心に負った外傷のことを指します。また時が経ってから、そうした「凄惨な場面」が急に浮かんできて、さも突然「再現」されるように想起する現象を「フラッシュバック」と言います。
例えば、「性的な映像」に出演していた過去を持つ人物が、挙式の最中に「フラッシュバック」し、式を続行できなくなるなどの症状があるようです。またこうした「心的外傷」を他人に負わせる可能性がある人物像が、コチラ①コチラ②などです。


感情(かんじょう)

人間の経験するさまざまな感情は、主観的に好ましいもの陽性感情:positive affect)と好ましくないもの陰性感情:negative affect)に分類できる。
愛情好感信頼など肯定的な特徴をもつ感情を陽性感情といい、嫌悪怒り憎しみ不信感など否定的な特徴を帯びた感情を陰性感情と呼ぶ。
出典:MC メディカ出版より引用

主に「陽性感情」と「陰性感情」の2つが存在します。
陽性感情」は相手に対して「好感的」「プラス」の感情抱くことです。例えばそれが、「恋愛感情」であったり、「友情」であったりします。
対して「陰性感情」は、「嫌悪的」「憎しみ」「不信感」などの「マイナス」の感情抱くことです。また「陰性感情」は、特定の人物に対する「恋愛感情」が成就しないことによる「怨恨の感情」なども含まれます。


共依存(きょういぞん)

共依存とは、自分自身に焦点があたっていない状態のことです。
出典:アスク・ヒューマン・ケアより引用

自身の自己否定的感、空虚感を他者への関心とコントロールで埋めるという関係のもち方が共依存なのである。
出典:社会就労センターより引用

自分自身の価値判断を常に他者との比較の中でしか見い出せなかったり、他人の問題解決のために自己犠牲を払い過ぎたりします。見返りを期待して、相手に尽くし過ぎる状態であり、「見捨てられ恐怖」のある「境界性パーソナリティー障害」を持つ人物との間でよく見られやすい状況です。解決策コチラのサイトが分かりやすいです。


強迫行為(きょうはうこうい)

みずからは不合理な行為と認めながら、手を洗う、ものをきちんと並べる、ガス栓を確認するなどの繰り返し行動を行わないと気が済まない。あるいは心の中で数を数える、何かの言葉を繰り返さないと不安であるという状態。
出典:障害年金ほっとラインより引用

無意味」と分かっていても「せずにはいられない」状態のことです。例えば、手の汚れを気にして何度も手を洗う「洗浄強迫」や、外出前に家の戸締りを何度も確認する「確認強迫」などがあります。個人差はありますが、その回数が平均よりも異常に多い状態を指す場合がほとんどです。

例えば「洗浄強迫」の場合、10分間手を洗い続けたかと思えば「やっぱりまだだ」ともう10分間手を洗い続けるなどの状態を指します。


幻覚(げんかく)

幻視、幻聴、幻嗅、幻触、幻味、体感幻覚などに分けられる。幻聴は統合失調症や脳器質性疾患で、幻味は気分障害でみられるという特異性があります。
出典:障害年金ほっとラインより引用

幻覚」は主に「統合失調症」で診られる症状です。「幻視」は「家の壁をヘビが駆けずり回ってる」などの「幻覚」を「視る」症状で、「幻聴」は「誰かが自分の悪口を耳元で囁いている」などの「幻覚」を「聴く」症状です。
よく「」と「」というものがありますが、「統合失調症」ではこれが絶たれてしまった状態です。なので、絶たれた「」が「」に対して「悪口」を言ったりします。状態安定期には「」を受容してか、「幻聴内容」も「頑張れ」って言ってるなどと変容を診ることもあります。


合理化(ごうりか)

満たされなかった欲求に対して、理屈付けして考えることで自分を納得させる心理的な防衛機制
出典:GLOBIS 知見録より引用

反社会性パーソナリティ障害」で顕著な「防衛機制」です。彼らの場合は、自身の「納得いかない事象」に対して「違憲行為」や「違法行為」を「正当化」するところに、この障害の異常性が顕著に表れています。
特に「敗者は負けるべくして負ける」や「自分自身の利益追求」のために「窃盗罪」や「背任罪」を侵すなどの異常行為繰り返すところにこの障害の異常性が顕著に表れています。
例えば「私は散々苦労してきた」と称し、「苦労の足りない人物」は「窃盗背任搾取の対象にされて当然だ」と「違憲行為」や「違法行為」をその人物に対して繰り返すようなことは全く許されることではありません


誇大妄想(こだいもうそう)

自分が優れた人間であることを誇示する妄想。内容的には実際には絶対にありえないことが明らかな荒唐無稽、奇想天外なことが通常。
出典:障害年金ほっとラインより引用

自らが「際限のない成功」「賛美された世界」に酔いしれているような「自己愛性パーソナリティー障害」などに多く診られる症状です。実際のスキルや能力問わず、「理想的な愛の空間」に捕らわれ続けている「パーソナリティー障害」です。関連記事についてはコチラ①コチラ②をご参照ください。

【さ行】

思考吹入(しこうすいにゅう)

他人の考えが、自分の意志に関係なく、自分の考えの中に吹き込まれるという体験。
出典:障害年金ほっとラインより引用

主に「統合失調症」に診られる「自我障害」の一種です。「他人の考えていること」が「自分の頭に流れ込んでくる」と主張する障害であり、それは実体験を伴って感じられ、その訴え修正困難です。


嫉妬(しっと)

嫉妬(しっと)とは、自分より他人の方優れている、あるいは自分より他人の方愛情が向けられている、といった認識に伴って生じるネガティブな感情のことである。一般的には、羨望憎悪が含まれる攻撃的な感情と捉えられる。
出典:weblioより引用

よく「他人の能力」や「容姿」に嫉妬するというとこれを指します。健全軽微な「嫉妬」であれば、「自己研鑽」に邁進させるいい「起爆剤」になるかもしれません。しかし「自己愛性パーソナリティ障害」など、「ありのままの自分」を愛せず、「理想の自分」と「現実の自分」の乖離に悩む障害の場合、これが異常に強く出る傾向があります。
例えば、その嫉妬の対象に対して「プライバシー侵害」や「ストーカーまがいの行為」を繰り返すなど、異常かつ違法行為に及ぶことが極めて多いです。そんな「自己愛性パーソナリティ障害」の関連記事コチラ①コチラ②です。


馴化(じゅんか)

ある刺激が長時間繰り返し与えられることにより、その刺激に対して鈍感になり、反応が徐々に見られなくなっていく現象を馴化と言います。
慣れとほぼ同義と考えてよいでしょう。

出典:心理学用語集サイコタムより引用

よく言われるのは感覚の「馴化」つまり「慣れ」です。例えば、自宅の臭いというのは自分では分かりにくいものですが、初めて訪れた人からすると「〇〇のような臭い」と表現することができます。
他にも「暗いところ」から「明るいところ」へ出ると最初は「眩しさ」を感じますが、徐々に馴化が起こり、明るい場所にも適応できるようになってきます。明るいところへの馴化は「明順応」、暗いところへの馴化は「暗順応」と言います。
人は同一の刺激の中では徐々にそれを感じにくくなる特性があります。


衝動行為(しょうどうこうい)

欲求が著しく、医師や理性の制御がきかず、突発的で熟慮や自制を欠く事。暴力行為、自傷・他害行為、犯罪、非行などとして現れます。
出典:障害年金ほっとラインより引用

主に「クラスターB群パーソナリティ障害」に診られる「異常行動」の一種です。身勝手な「怒り」や「寂しさ」、「注目してもらいたい」などの欲求制御が効かずに、「暴行罪」「傷害罪」「知的財産権侵害」「名誉棄損罪」「プライバシー権侵害」「不正アクセス禁止法」「迷惑防止条例違反」「ストーカー規制法」などの反社会的行動衝動的に行ってしまう自制困難な「異常行動」を指します。別名 Acting Out行動化)とも呼ばれます。

刑法」についてはコチラ①コチラ②、「クラスターB群パーソナリティ障害」についてはコチラ③コチラ④をご参照ください。


承認欲求(しょうにんよっきゅう)

承認欲求(しょうにんよっきゅう)とは、「他者から認められたい自分を価値ある存在として認めたい」という欲求であり、「尊敬自尊の欲求」とも呼ばれる。
出典:Wikipediaより引用

他人に認められたい」という感情のことです。誰でも存在しますが、「クラスターB群パーソナリティ障害」の場合、特にこの欲求が「病的に過剰」です。「自己愛性」の場合はターゲティング対象にして執拗に「ほら、これどうだ?」などといった「執着」や「粘着」の対象とすることが多く、「粘着された側」は常に「ストーカー」につきまとわれているような、著しく不快な感情を常に抱え込むこととなります。


成人期(せいじんき)

医学的には20歳前後から60歳前後とされる場合が多いが、具体的な年齢や区分は、社会的背景や研究者などによって異なる。
なお、日本の法律では20歳以上成人としているが、2018年に改正民法が成立したため、2022年4月1日から18歳に引き下げられる。
出典:看護roo!より引用

主に「クラスターB群パーソナリティ障害」の診断基準で多く使用されます。診断基準の多くには、「成人期早期に始まり…」などと表現することが多く、概ね高校生大学生ぐらいの年齢が対象年齢となると推定されます。

ちょうどそれくらいの時期までに素行症の症状があったり、人権侵害犯罪性搾取性が認められると、パーソナリティ障害の疑いを強める材料となるでしょう。


窃視障害(せっししょうがい)

警戒していない人が、衣服脱いだり性的な行為をしたりしている様子をのぞき見ることが反復持続する障害です。持続期間は、最低6ヵ月以上とされています。のぞき行為によって強烈な性的興奮を得て、自慰にいたります。
出典:ハートクリニックより引用

自身の「性的欲求」を満たす目的で、他人の「私事」や「プライバシー」を侵す障害です。主に「男性」が「女性」の「浴室」や「トイレ」などを覗き込むような、いわゆる「覗き魔」のことです。特に若い男性罹患率が高いですが、中高齢者にも存在します。男性が最大約12%女性が最大約4%という有病率が報告されています。


羨望(せんぼう)

羨望(せんぼう、英: envy ラテン語: invidia)とは、自らの持たない優れた特質業績財産など他者持つときに起こる、それらへの渇望、ないしは対象それら失うことへの願望である[1]。
出典:Wikipediaより引用

他人を羨む気持ちが強くなり過ぎて、その他人の「不幸」を願う感情のことです。もし、自身で「結構褒められることがある」といった状況があったとすれば、それに対して他者が「羨ましい」を通し越して「失ってしまえ」と願望する悪しき感情の現れです。したがって、自らが自らの意思で「」に「」や「氏名」を公表している場合を除き自らの意思に反して個人関係性望んでいない人物から特定されない方がよい場合もあることを示しています。
特に「自己愛性」の「パーソナリティ障害」は「嫉妬深さ」を持つ障害者であり、若い男性中心各年齢層一定割合で存在しています。関連記事についてはコチラ①コチラ②コチラ③をご参照ください。

【た行】

ターゲティング(たーげてぃんぐ)
定義はありませんが、ネットでは同様の記事があったので引用させて頂きました。

自己愛の強い人手足候補としてターゲットにされ、いいように使われてしまったり敵視されて陰湿な嫌がらせを受けてしまう…こうした一連の行動を、ネット上ではターゲットの言葉を略して「タゲる」「タゲられる」と表現することもあります。
出典:メンタルの強化書より引用

比較対象」を必要とする「自己愛性パーソナリティ障害」特有の「病的執着」のことです。特に「特定の個人」や「特定の集団」に対して「ストーカー」様の「つきまとい」「待ち伏せ」「ウロつき」「待ち伏せ」など言動行動面の異常が強く前面に現れます。また「名誉棄損罪」「侮辱罪」に該当するような「人的評価」を操作しようとしたり、パワハラにおける「集団からの隔離」「個の侵害」などを平然と行うような迷惑行為全般を指します。


他人(たにん)

自分以外の人ほかの人。「他人まかせの態度」「他人のことはわからない」
血のつながりのない人親族でない人。「赤の他人」「遠くの親類より近くの他人」
その事柄に関係のない人第三者。「内部の問題に他人を巻き込む」「他人の出る幕ではない」
出典:weblio辞書より引用

他人」や「他者」は自分以外全ての人物を指します。もしくは「血縁関係のない人物」や「(私事や仕事などでの)部外者」を指す場合が多いです。精神医学では「自他の区別がつかない」ことを「自己中心性」と表します。
他人の「アイディア」「私物」「私空間」を侵して、自分の「利益」「窃盗」「窃用」「盗用」を繰り返す人物を「クラスターB群パーソナリティ障害者」と言います。「自己破滅的他害的」な側面を持っていて、「他人」を「権利侵害権利はく奪」「他罰的懲罰的」「理想化脱価値化」「不当な利用」「振り回し行動」など、トラブルメーカーの側面を持ち合わせています。関連記事はコチラ①コチラ②をご参考ください。


適応障害(てきおうしょうがい)

生活上のストレスや生活の変化によって、種々の苦悩や情緒障害が現れ、社会的な機能と行為が障害される状態。
出典:障害年金ほっとラインより引用

うつ病」の一歩手前とも言われます。この障害の場合、「ストレッサー」つまり「ストレス源」が明白であり、その「ストレッサー」が適切に除去されることで軽快してきます。


転移・逆転移(てんい・ぎゃくてんい)

クライエントが、過去に重要な他者両親など)との間で生じさせた欲求感情葛藤対人関係パターンなどを、別の者(多くの場合は治療者)に対して向ける非現実的態度転移と呼びます。
出典:心理学用語サイコタムより引用

治療場面において、相談者治療者に対して「(主に)母親」を要求することが「転移」、逆に治療者側がそれに応じて「母親」になってしまうことが「逆転移」と言います。治療場面ではこの「転移逆転移」が治療の妨げになってしまうことが多いです。特に「境界性パーソナリティ障害」ではこうした行動言動が多く、治療者側は「逆転移」しないような「中立的関わり保つ姿勢が要求されます。

【な行】


【は行】

パーソナリティー障害(ぱーそなりてぃーしょうがい)

パーソナリティ障害は、大多数の人とは違う反応行動をすることで本人苦しんでいたり周り困っているケースに診断される精神疾患です。認知ものの捉え方考え方)や感情衝動コントロール対人関係といった広い範囲のパーソナリティ機能の偏りから障害問題)が生じるものです。
出典:厚生労働省 みんなのメンタルヘルスより引用

パーソナリティー」とは「人格形成」上の障害です。「人として」の部分の障害ということです。「パーソナリティ障害」は主に「A群」「B群」「C群」に分類されていますが、このうち「B群」は他者巻き込んで苦しめる群であり、自分の目的達成のために他人の「不可侵の領域」を平然と侵したりと「トラブルメーカー」の群です。


病識(びょうしき)

自分がどのような病気にかかっているのかを客観的に正しく判断できること。
出典:障害年金ほっとラインより引用

統合失調症」や「自己愛性パーソナリティー障害」などで顕著です。特に「自己愛性」の場合、比較対象を必要とする病理「ターゲティング」を主症状とする精神疾患であり、罹患者は「自身の考えや行動は病的である」と自覚できない状態を指します。自覚ができないために、他人に「つきまとい」「待ち伏せ」「ウロつき」「押しかけ」などの「迷惑防止条例違反」や「ストーカー規制法」や他人の「プライバシー権侵害」に抵触するようなことを平然とやってしまいます

迷惑防止条例違反」や「ストーカー規制法」についてはコチラ①コチラ②、「プライバシー権」についてはコチラ③、「自己愛性パーソナリティ障害」についてはコチラ④コチラ⑤をご参照ください。

【ま行】


【や行】


【ら行】

理想化と脱価値化(りそうかとだつかちか)
境界性パーソナリティ障害」の診断基準より抜粋します。

過剰な理想化過小評価との両極端揺れ動く特徴をもつ不安定激しい対人関係の様式
出典:脳科学辞典より引用

全か無かAll or None)」「敵か味方か」「好きか嫌いか」「尊敬か幻滅か」などの両極端感情変動のことです。通常は、「全でも無でもない」「敵でも味方でもない」「好きでも嫌いでもない」「尊敬でも幻滅でもない中間層が存在しますが、「境界例」ではそれが欠損していることが多いようです。


了解可能性(りょうかいかのうせい)

「わかってくること」が「了解」なのです。「了解する」とは、「精神病であるか否か」の鑑別だけでなく、私たちにおしなべて身についている、心の特性ということもできるかもしれません。
出典:Medical Noteより引用

難しい表現に取られますが、通常は「相手の訴え」や「行動」が「正常心理」の観点で「理解できるか」ということを指すことが多いです。

例えば、「プライバシー権」の観点から言えば、「開示していない私事」をさも他人が「当たり前のように取得できる状況」は「了解可能性」が全くありません。つまり精神医学的に「病的」です。

また「知的財産権」の観点から言えば、「開示していない知的財産」をさも他人が「当たり前のように取得できる状況」は「了解可能性」が全くありません。つまり精神医学的に「病的」です。

こうした「知的財産権」や「プライバシー権」などの「不可侵の領域」を「不当に取得する」人物は「クラスターB群パーソナリティ障害」の特徴を持ちます。


良心の呵責(りょうしんのかしゃく)

良心の呵責」(りょうしんのかしゃくとは、「悪い事をした自分に対して自分自身の良心からの責めや咎めを感じ苦しむことです
出典:Oggi.jpより引用

簡単に言うと「罪悪感」を感じることです。少し「自責の念」とも近い用語です。「反社会性パーソナリティ障害」ではこの「良心の呵責」がありません。例えば、他人のプライバシーを侵すことに最初は「罪悪感」を覚えても、徐々にそれが薄れてしまい「より悪質性の高い行為」に及んでしまうことなどが挙げられます。
あくまで個人的見解ではありますが、最初は「罪悪感」を感じることでも、同じことを繰り返すうちに徐々に「馴化じゅんか)※上記参照」つまり「慣れ」によって「罪悪感」が極限まで薄れてしまうことに起因しているのではないかと考えられます。

【その他】



参考・引用など

wikipedia
weblio辞書
脳科学辞典
ハートクリニック
Medical Note
障害年金ほっとライン
アスク・ヒューマン・ケア
社会就労センター
MC メディカ出版
メンタルの強化書
心理学用語サイコタム
厚生労働省 みんなのメンタルヘルス


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