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シーズンを振り返る~Rd.2 シュタイアーマルクGP(オーストリア)

またまた大変にご無沙汰しております。
Mech's LifeのHIROです。

僕が戦うカテゴリーは、先週のイタリア・ムジェロ・トスカーナGPをもって
シーズンエンドを迎えました。
その後、陸路でイタリアからイギリスへ無事に帰国したのですが、
いかんせん3週間連続の出張と長旅の疲れもあり、何もやる気が起きず
帰国後2日間は、疲労回復という大義名分を得た、だらだらとした日々を謳歌しておりました。

例年になく忙しかったシーズンも終わり、noteの更新も、出張中に撮った動画の編集、youtubeへのアップなど「やらなければ!」と思いつつ、
なかなか重い腰が上がらずにいた今日この頃。
まずはnoteの更新から始めたいと思います。
記事にできていない、Rd.2以降を振り返っていこうと思います。

Rd.1については下記の記事に少しまとめられています

今シーズンは3週連続のレース開催で、その間は中1週間。
12週で9週がレースウィークとなる、
とてつもなくハードなシーズンでした。

そんなシーズンの初めての3週連続でのレースの2週目。
場所は1戦目と変わらずオーストリア・レッドブルリンクです。
同じサーキットで2週連続の開催は僕自身の経験でも初めてになります。
しかも前の週のレースでは優勝と、速さはあったので、
2週目となる今回のレースウィークのパフォーマンスにも
期待をしていました。

が…

土曜日に行われたレース1では8位と、ギリギリポイント圏内。
日曜日に行われたレースでは、トップを争っていたものの、そのバトル中に
クラッシュしリタイア。
と、全く持って良いところなし。悔しい結果に終わりました。

同じサーキットで、気候も同じ。
大きくパフォーマンスを変える様な要素はなかったにも関わらず
良い結果が残せないという事で、改めてレースの難しさに気付かされた週末となりました。
レース2のクラッシュによるリタイアは、ドライバーのミスによる
ものですが、レース1での悪い結果から、勝ちを急ぐというか、1ポイントでも多く獲らなければという、「焦り」の様な心境をドライバーに持たせてしまった事がクラッシュに繋がったとも考えられます。

年間9イベント18レースが開催される僕らのカテゴリーですが、
シリーズチャンピオンを考える上で、1レース、1ポイントも
無駄には出来ません。毎レース少なくともポイントを確実に積み上げていく事が何よりも大事。安定性、Consistencyが必要な訳です。
そういう意味でこのリタイア、ノーポイントは痛い。
パフォーマンスについても、常に上位で争えるようなレベルでなければシリーズを争う事は難しい。下位に沈んでいるような今回の様なパフォーマンスではシリーズチャンピオンなど到底届きません。
それに加え、去年とは異なる新しい人員配置で臨んだ今シーズン。
僕としても新しいエンジニアと組んでのシーズン。まだまだ上手く噛み合ってなかったのも事実。チーム内で良い雰囲気が作れなればドライバーの精神面にも悪影響が出ます。
やはり良いチーム、早いチームというのは、大体毎年同じような顔ぶれで
車を走らせているように思います。
そういう事からも、まだまだ僕達にはシリーズを争える位置にはいないと
感じたのでした。

シーズンのスタートと同時に僕達のチームもスタートしたような状態。
この後どれだけチーム力を上げられるか。それがシーズンを左右するなと。
このオーストリアでの2週間を終えて僕が感じた事でした。

18戦中の4戦が終わりました。残り14戦。
次の舞台は隣国ハンガリー・ハンガロリンク。3週連続最終週です。
次記事に続く…。

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