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今日の私は、想いが詰まった絵本の話

11,952日目

2020年の終わりごろから絵本のストーリーを作りたい、そう思い少しずつ動いていた。今年3月ごろに気持ちをふと声に出したとき、絵を描きたいと言ってくれる仲間が集まった。

一緒に進める相手がいるということは、モチベーションがぐっと上がる。この人に書いてもらうなら、こういうストーリーにしようかなと相手を思い浮かべ数年書き溜めたアイデア帳を見返す。これだ!と思えるストーリーにしていく。

正直、アイデアはたくさんあるのに形として仕上げるのはとても難しかった。まさに生みの苦しみ。
なんとなく伝えたい想いはあるのに、ストーリーにすると軸がずれていって「うーん、こういうことじゃないんだよな」とまた修正をする。
そんな風に紡いではほどき、紡ぎ直して..を繰り返した。

ストーリーが一旦できた後には、絵を担当してくれる友人とディスカッションを繰り返しながら、”漢字かひらがなか”といった部分や、絵に合わせて変えた言葉遣いなど、細かいところまでこだわった。

そして…心からの想いが詰まった1冊目がついに完成した!

今日はそんなうれしさと共に絵本の一部を紹介したい。

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タイトルは「わたしのミカタ」

表紙は少し寂しそうな背中を向けている女の子

絵を描いてくださったのは、ルクセンブルクで出会った大切な友人。彼女の穏やかで温かみのある絵と共に世界に届けられたらと思うと今からとても楽しみ。

絵本に対する想い

この本は、なんだか生きづらいな、疲れたなって思っている人たちに届けたい本。
人は結局一人の人生を歩むことになる。どんなに一緒に時間を過ごす人がいても、その人と同じ人生にはなりえない。それは心細いし、さみしいことのように思えてしまうときもあるかもしれない。
そんな時に、いつも一緒にいて信じてくれるような存在=ミカタは自分にもみんなにもいるんだと考えてみたら…?というお話。
大人だけでなく子どもも一緒に、自分にはどんなミカタがいたらいいのかな、あの人にはこんなのがいそうだと、クスッと楽しめたのなら万々歳。

コーチという仕事は、その人の100%のミカタになることに限りなく近い、少なくとも私はそう。どんな決断もその人が心から納得しているのであればハナマル、という信念を持つことでミカタに近づければな、と日々想っているから。1人でも信頼して話せる人がいる、ということがその人の日々を生きやすくするのであれば…と。

コーチングという対話はとても好きで、その人の大切な想い・本質に触れ、その変化を目撃することができる。でも直接出会える人は限られていて、少しでも多くの人にこの気持ち、ミカタはいるんだ、を届けられたらという想いで書いた。

たくさんの比喩を使って自分と周りを見つめてみる
それぞれのイメージからどんな人を思い浮かべる…?

こんな人になりたいな~ってときには、その人のミカタを想像して前向きにがんばろうって思えるかもしれない。
逆に
この人本当にいや!ってときはくすっと笑えたり、笑えずとも客観的になれたり…
そんな風に。

思い浮かべるのは男の人かな、女の人かな?なんて。

全体としてどんなストーリーになったのか…正式に世に出すことが決まったら(正直どういう形かまではまだ決まっていないのだけれど)またお伝えします。

私の書くストーリーは何か一つの答えがあるものではないので、大人も子どもも楽しみながら絵を描いてみたり、おまじないにしたり、他の人と想いを共有したり…いろんな可能性がありそうな気がしている。

世の中に出した暁には、この絵本から深まった体験が長く心に残ってもらえるきっかけ、場をつくりたいと思っている。

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約4年前に書いた記事のこの部分、叶っていることがあるというのはとってもうれしいな、私を生きているんだなと思える。

子供たちに伝えたいこと、大人たちに問いたいことを絵本の形で世界に広げました

2020年11月の記事


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