ギャップが怖い人物
私の父。
知り合いのお医者さんに、「あなた、絶対にうつ病になりません!」と太鼓判を押されてしまいました(笑)。
そこで、早速、本人に尋ねてみました。
「お父さんは、何でうつ病にならんの?」
すると、以下の様な答えが…。
「お父さんは、人間に興味を持たんと!」
「興味が無い人に何を言われても、何とも思わんと!」
本人は、そう言うのですが…。
父は、よく人の事を観察しています。
目の前の人間が、どういう人物なのかを冷静に分析。
ちゃっかり、対策と傾向を頭に描いているのです。
コミニュケーション能力は非常に高く、人付き合いにも長けています。
父の周りには、いつも人が集まって来ます。
多くの人が父と親密になりたがるのですが、ここから先が問題。
近づけそうで、近づけない。
絶妙な距離感を保つ父。
多分、コレがポイント。
でも、決して冷たい人間ではありません。
弱者には、そっと手を差し伸べます。
人を苛めている人がいれば、奇妙な毒をお見舞いし、黙らせに行きます。
この毒は、もはやエンターテイメント。
周りの人達は勿論、毒を盛られた本人ですら、ぷっと吹き出し笑いをすることも…。
優しさと毒を絶妙なさじ加減で使い分ける父。
(これは天性のモノなのか?)
一見、ほ~っとして、冴えなさそうに見える父。
見た目とのギャップが、更なる怖さを生むのでした…。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?