心の支え
私の職種。同じ職場に、有資格者と無資格者が混在して働いてることがほとんどです。
大方の職場のボスの心境としては、経験が少ない有資格者よりも経験豊富な無資格者を優先的に採用したい様です。
この世界は、「仕事が出来てなんぼ」の世界です。
どこも、余裕が無く、人を育てる時間がありません。
そんな訳で、最初はとりあえず雇ってもらえる所で修行をするのですが、まあ、とんでもない環境の所が多いのです。
有資格者と言えども、スタートは厳しいのです。
何人かの友人にインタビューしたところ、皆、酷い目に遭っていました。
私が最初に働いた職場のボス。相当、狂気の沙汰でした。離職率は100%。
「お前ら、丁稚のくせに!」と叫びながら、従業員を人間扱いしません。
最初に提示された雇用条件は守られず、友人は、基本給が実際と3万円も異なっていました・・・。
「花甘露さん、基本給について、ボスに文句を言った方がいいですかね?」と、友人が相談してくるのですが、勿論(?)答えは、「NO!」。
ボスの答えは、決まっています。
「テメー、お客様の事を考えたら、そんなワガママ言えねーだろーがよー!」「プロ意識が、足りねーんだよー!」
激しく叱責されて、終わりです。
友人は、有資格者ではありませんでした。
ボスは、陰で「あいつは、タダの作業員だ!」なとど、暴言を吐く始末。
意見を言おうものなら、余計、攻撃が激しくなります。
ホワイトな職場に辿り着くために、辛抱の日々。
途中で、脱落する人達も数知れず・・・。
現在、友人と私は、ブラックな職場からは脱出。
でも、お互い、新天地を求めている事に変わりはありません(笑)。
友人は、資格取得に向けて勉強中。
電車で、若い人が私と同じ資格のテキストを開いているのを見ると、勝手に胸が痛くなるのです。
「あ~、それ、止めておけ!」心がそう、叫びます(笑)。
(全く、余計なお世話なのですが・・・)
強靭な精神力と覚悟があれば、成功を手にすることも可能かも知れませんが・・・。
「花甘露さん、私が資格を取って、お互い経験を積んだら、開業して一緒に働きましょうね!」友人が言いました。
友人が頑張る姿が、現在の私の心の支えなのでした(笑)。
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