見出し画像

「やりたい」ことの挑戦を重ね、事業と自分の成長に繋げる

建設クラウド事業部のプロダクト戦略部に所属するTさんにインタビューしました。プロダクトマネージャーに興味がある方に、ぜひ読んでいただきたいです!
※2024年3月公開。所属・役職名等は取材当時のものです。

キャリアステップ
・学生時代
経済学部専攻、社会への好奇心が強かったことから働き方改革のゼミに所属。学校やオフィスなど、人が長く過ごす場所をより良くしたいという想いがあり、その建物や空間を造る建設業界に関心を持つ。
・1年目
建設クラウド事業本部のカスタマーサクセスチームにて、新規顧客向けに現場施工管理サービス「ワークサイト」の操作説明会やオンボーディングのための動画コンテンツの企画・作成などを行う。
並行して、入社時の研修 で学んだSQL ※を使ってユーザー分析の環境構築に挑戦。※SQL(Structured Query Language):リレーショナルデータベース(RDB)のデータを操作するための言語
• 2年目
マーケティングコミュニケーションチームにて、展示会の出展やウェビナーの企画・運営などのプロモーション業務を行う。
• 3年目(現在) ※2024年3月時点
「cacicar(カシカル) for 建設」のプロダクトマネージャーに。マーケティング業務と兼務。


プロダクトマネージャーとマーケターの「二足のわらじ」

現在の仕事内容について

現在、プロダクトマネージャーとマーケティング業務を兼任しているので、それぞれについてお話します。

① プロダクトマネージャーについて
入社3年目から「cacicar(カシカル) for 建設」のプロダクトマネージャーを担当しています。「cacicar for 建設」は、当社の安全書類作成サービス 「グリーンサイト」に蓄積されている建設現場の安全を守るために必要な労務・安全衛生に関するデータを集計・分析し、ユーザー課題の可視化や業務の効率化を支援するサービスです。プロダクトマネージャーとしてサービスの開発や改善に取り組み、プロダクトの価値を向上させる役割を担っています。

cacicar for 建設

仕事内容としては、ユーザーのニーズを調査し、開発メニューの企画・立案、要求・ 要件定義を行い、開発メンバーに相談・調整をして機能リリースまで導く、といった流れで行っています。
営業担当者経由でユーザーのご要望を伺い、機能開発の検討を進めることもありますが、プロダクトマネージャーとして現場の解像度を高めることがユーザーにとって価値のあるプロダクトづくりに必要だと思っているため、私自身が直接ユーザーからヒアリングする など、一次情報の取得を心がけています。
最近の傾向としては建設業界の人手不足に関する実態確認や傾向分析 、また建設キャリアアップシステム(CCUS)の導入推進に向けて必要なデータの集計 リクエストが増えています。こうした「グリーンサイト」に蓄積されている データの可視化を通じて、課題の改善や集計・分析業務の効率化を支援しています。

※建設キャリアアップシステム(CCUS)は、技能者が技能・経験に応じて適切に処遇される建設業を目指して、技能者の資格や現場での就業履歴等を登録・蓄積し、能力評価につなげる仕組みです。

国土交通省建設キャリアアップシステムポータルサイト

② マーケター について
2年目からマーケティングコミュニケーションチームに配属となり、展示会の出展やウェビナーの企画・運営など、「建設サイト・シリーズ」のプロモーション活動を担当しています。ウェビナーはコンテンツの 新規立ち上げから、企画・資料作成、運営までをリードし 、他チームの方にも協力してもらいながら実施しました。今では定番のコンテンツとして毎月定期的に開催しており、多くの方に参加いただいています。

新しいチャレンジを重ね、経験を成長の糧に

職種の面白さを教えてください

① プロダクトマネージャーについて
プロダクトマネージャーの仕事は、幅広いスキルを身につけることができる点が面白いです。具体的には、以下の4つのスキルです。

1)発想力
「ユーザーに新しい価値を提供するには、既存のプロダクトにどんな機能を新たに組み合わせたらいいか」などアイデアを生み出す場面が多いため、発想力を鍛えることができると感じています。いいアイデアを生み出すため には情報量が必要です。アンテナを広く張って 社内外でのコミュニケーションを活かしながら情報収集しています。

2)計画力
発想したアイデアがそもそも実現可能か、可能な場合には優先順位をつけ リリースまでのスケジューリングをするなど、機能リリースまでに必要なプロセスを洗い出し、事前準備を行うことが必要です。また、この工程は1回で終わりではなく機能リリースごとに繰り返し行うため、計画力が身につきます 。

3)開発力
開発には主にSQLを使用しますが、 機能要件を開発チームに渡す前に自分でSQLを書き、今回実装したい機能が今のプロダクトで実現可能かという検証を事前に挟むことで、調整の無駄がなくなり、業務のスピードがぐっと上がると感じています。入社時の 研修で学んだことが活きています。

4)コミュニケーション力
プロダクトマネージャーは、ユーザーだけでなく、同じプロダクトチームや開発、営業、カスタマーサクセスなど、関わる人が多いため、それぞれとのコミュニケーションや調整が必要になる機会が多い職種です。そのため、柔軟な対応力や相手の話の意図を汲み取る力、相談する力など、コミュニケーション全般のスキルが身につくと感じています 。

何よりプロダクトマネージャー として、ユーザーにとって価値あるものを検討し、チャレンジできることが面白いです。学生の頃から新しいことに取り組むのが好きだったこともあり、前向きに仕事に取り組んでいます。

② マーケターについて
マーケティングコミュニケーションチーム は立ち上げから間もなく、新しい施策にどんどんチャレンジしている段階です。特に、当社のサービスである「建設サイト・シリーズ」をご存知 ない方や導入されていない方に対してサービスの提供価値を正しく伝えることを心がけながら、新しい施策のPDCAを回しています。

マーケティングの仕事は他チームの協力が欠かせません。前述のウェビナー立ち上げなど、新たに施策を動かす際には、どういう想いや考えがあって企画したのか、という点を必ず伝えるようにしています。仕事は人対人です。私自身の想いや考えを伝えることで、賛同を得られたり 、親身なアドバイスがもらえると感じています。そうしてチーム一丸となって施策を動かし、事業成長への貢献を実感できる楽しさがあります。

成長ステップを踏むことで仕事がより面白く

MCデータプラスで得られる機会

入社からこれまで、「建設サイト・シリーズ」のプロダクト群を軸にさまざまな業務経験を積むことで、仕事の領域が広がり、ユーザーや業界への理解を深めることができました。また、かねてから興味を持っていたマーケターとプロダクトマネージャーの職種にチャレンジする機会をいただいたこともあり、ステップアップを楽しみながら、日々業務に取り組んでいます。

現在メインで担当する「cacicar for 建設」のプロダクトマネージャーでは 、散らばった複数の情報を組み合わせることで新しい気づきや傾向を発見することができ、データ分析の面白さを感じています。また、ユーザーからのご相談に100%の回答ができない状況でも、別の切り口でデータを集計することによりユーザーの目的達成に貢献できるように提案する場面もあり、やりがいを感じています。振り返ると、今、プロダクトマネージャーとして仕事ができているのも、これまでの経験があったからだと思います。

また、どのチームも若手の発言を受け止めてくれますし、年齢に関係なくアイデアが良いものであれば挑戦できる点は共通です。手を挙げることのできる、そしてチャレンジを後押ししてくれる環境だと感じています。

 成長するためのマイルール

① 「やりたい」と思ったことは必ず発言
「やりたい」と思うことは、いろいろな考えのもと「やるべき」と判断したこととイコールだと思っています。この「やるべき」ことは、自分なりに課題を整理して、ユーザーや会社のためになるかで判断をしています。その過程を経て「やりたい」と発言しているので、実際にそれが形になることもあれば、齟齬があった場合には上司やチームメンバーからのフィードバックが良い気づきになり、知識や思考がアップデートされ、必ず次に繋がります。
もともと私自身のモチベーションは「誰かのためになっているか」なんです。「ユーザーや会社のためになるか」という軸はぶれないようにいつも心がけています。

② 変化を怖れずに楽しむ
若いうちからいろいろな経験を積み、会社や環境にとらわれないスキルや能力を身につけ、人との関わりで可能性を広げていきたい
と考えています。新しいことにチャレンジすると大きく環境が変わることもありますが、変化を恐れずに経験を積むチャンスだと思って楽しみたいです。また関わる人が増えることで視野が広がり、長いキャリアの中で自分のなりたい姿ややりたいことが明確に見えてくると思っています。
チャレンジを積み重ねることで、徐々にですがステップアップできていると感じています。

自己開示から始めるコミュニケーション

仕事で大事にしていることを教えてください

仕事はいろいろな人の協力が不可欠です。そのためにもコミュニケーションは大切で、私自身のことやチーム内のちょっとした情報でも発信することを心がけています。特に想いやその背景、こうしたいという意志は必ず伝えるようにしています。

先日、プロダクトマネージャーとして営業チームやカスタマーサクセスチームと定期的にコミュニケーションを取りたいと思い、 意見交換の機会を隔週で組むことにしました。テキストコミュニケーションより、会話することで業務や意思疎通もスムーズになり、営業チームやカスタマーサクセスチームが持つユーザーの情報をタイムリーに共有してもらえるなど良い変化がありました。

一番好きな当社のバリューは?

「謙虚にコトに向き合う」です。
「ユーザーにとっての価値は何か」を一番に考えています。
価値を最大限に感じていただけるプロダクトを提供したいと思っているので、ユーザーから機能要望をいただく際は、「ユーザーが実現したいことは何か」をしっかり確認したうえで検討するようにしています。その結果、ご要望の機能をそのまま実装することもあれば、別の方法がより価値が高いと判断した場合にはそちらの機能を実装するということもあります。

またユーザーだけでなく、一緒に働く社員に対しても、わからないことがあれば素直に質問をして教えてもらうなど、社内外問わず謙虚な気持ちを忘れずに仕事に向き合っています。

当社のミッション・ビジョン・バリューはこちら

今後のビジョン

「cacicar for 建設」が分析に使用するデータは、現在、「グリーンサイト」に蓄積されたデータに限られていますが、当社の他プロダクトが保有するデータにスコープを広げることで、「cacicar for 建設」のプロダクト提供価値を上げ、よりユーザーの課題解決に 貢献したいと思っています。
この活動は、MCデータプラスのミッション「サービスとデータで、企業とひとを結ぶ」の実現に近いと考えています。ユーザーの課題の可視化や業務の効率化に繋げ、建設業界の皆さまがより安全に業務ができ、本来の業務である「ものづくり」に注力できる環境づくりに貢献できるように、日々の仕事に取り組んでいきます。

1日のスケジュール

MCデータプラスでは一緒に働く仲間を募集しています
採用ページはこちら

この記事が参加している募集

マーケティングの仕事

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?