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【苦しかったときの話をしようか】森岡 毅

USJ復活の立役者でもある、凄腕マーケッターの森岡毅もりおかつよしさん。

そんな森岡さんが「就活に挑む娘」に向けて伝えたいことを書籍化したものになります。

人生をよりよくしたいけど、選択の方法がわからない。

そんな、あなたに読んで欲しい一冊です。


■こんな人におすすめ


  • 就活を控えている

  • 自分の強みを理解できていない

  • 仕事が毎日のように苦痛だ

■グッときたポイント3選


  • 結局「極振り」最強説

  • ヨワミ。ダメ。ゼッタイ。

  • 苦しくなかったときの事を思い出そうか

1.結局「極振り」最強説


まず、最初に「極振ごくふり」とは…

極振りとは、コンピューターゲームにおいて、キャラクターアイテムさまざまな能力値ステータス)を上げることができるポイントを、各能力均等に割り振るではなく特定の項目に集中的に充てることである。読み方は、「ごくふり」である。

引用元:「極振り(ごくふり)」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書

つまり「満遍なく能力を上げるより、得意なものを一つ集中して突き詰める」ということです。

そして、この本の著者は「弱みを克服するぐらいなら、強みを磨くことに時間を費やすべき。」と考えてます。

極端な例かもしれませんが…

野球の大谷翔平選手が「エクセルが苦手だから最近勉強している」と言い出したらどうでしょう?w

アーティストのYOASOBIさんが「100m走で新記録出すために練習してる」と言い出したら?

いや「そんな事するより、もっとする事があるでしょw」とツッコミたくなりますよねw

2.ヨワミ。ダメ。ゼッタイ。


日本一の漫才師を決めるM-1グランプリの出場資格は、結成15年以内であることです。(昔は10年以内でした。)

これは当初、島田紳助さんが「10年やっても芽が出ないようなら、他の人生を考えた方が幸せじゃないのか?」という思いから作られたルールです。(違ったらすみませんw)

キツイ言い方ですが、つまらない芸人さんを見ていると気の毒になってきませんか?

適材適所という言葉もありますからね。

このように、自分の弱みが強調される仕事に就くと最悪です。

  • 達成感が得られない

  • 評価もされない

  • やる気もでない

  • 自己肯定感も失う

まさに負のループに入ってしまっている状態です。

さらに、こんな毎日が続くと「うつ病」になってしまう可能性だってあります。

あなたが活躍するのは今の場所でしょうか?

弱みに時間を使っていませんか?

弱みなんて放置しちゃいましょう。

3.苦しくなかったときを思い出そうか


で、「さっさと強みの見つけ方を教えろよっ」て話しですよね。

苦しくなかったときを思い出してみてください。

何でもいいんです。

  • 友達が宿題の読書感想文で苦しんでるけど、自分は苦しくなかった

  • 英語の勉強を全くしていないのに、なぜかいい点数が取れる

  • 新しい料理のレシピがどんどん思い浮かんでくる

  • 友人に頼まれて作った、結婚式ムービーが好評だった

欲を言えば「これをしてると心の底から楽しいっ」というのが理想ですが、「そんなこそ言われてもわからんっ」という人も多いと思います。

というか、自分でも自分の強みに気が付いてないこともありますからね。

なので、他の人は苦しそうにしてたけど、自分にとっては苦じゃなかったときを思い出して欲しいんです。

そこにこそ、あなたの強みが隠れています。

そして大事なのは「その強みを磨くことに時間を使う」ことです。

大谷翔平選手がエクセルの勉強をするのも…

YOASOBIさんが100m走の練習をするのも…

もったいない!ですからね。

最後に、この本に書かれていた文章を引用したいと思います。

あなたはもっと高く飛べる!

■まとめ


【苦しかったときの話をしようか】のまとめになります。

  • 結局「極振り」最強説

  • ヨワミ。ダメ。ゼッタイ。

  • 苦しくなかったときを思い出そうか

僕がプログラマーとして会社勤めをしていた頃、同僚が毎日怒られていたのを思い出しました。

プログラムを書く度にバグを出し、仕様書を見る度に頭を悩ませていた同僚。

ただ、その同僚がデザインした企画書はとても評判が良かったんですよね。

そして彼は会社を辞め、現在はフリーランスのwebデザイナーとして、高単価な案件を次々に受注しています。

今思えば、彼にとってプログラムを書いてるときは「苦しかったとき」だったんだと思います。

この記事では簡単にしか触れてませんが、本書にはもっと細かく「強みの見つけ方」について書かれています。

ぜひ一度手に取ってみてくださいませ。

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