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【ゼロ秒思考 : 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング】赤羽 雄二

世界44カ国に80以上の支社を持っている大企業、マッキンゼーで働いてた著者のメモ術。

頭の中をスッキリさせてくれる、そんな1冊です。

これまで以上に「深く」、「早く」考えられるようになること間違いなし。


■こんな人におすすめ


  • 深く考えられない

  • モヤモヤしたままの状態で放置してる

  • 頭の回転を速くしたい

  • ストレスを少なくしたい

■グッときたポイント2選


  • 日本人は考えるクセがついていない?

  • 長考に好手なし

1.日本人は考えるクセがついていない?


私たち日本人は、昔から考える訓練がされてません。

学校の授業でも、先生が生徒に対して一方的に教えることが多いですよね。

さらには、他人と議論することが苦手な傾向もあります。

  • 上司の意見に反対したら、険悪なムードになるんじゃないか?

  • わざわざ波風を立てるぐらいなら、黙ってやり過ごした方がいいのでは?

こんな風に思ったことはありませんか?

「KY(空気が読めない)」なんて言葉もあるぐらいですw

一方アメリカでは、ディベートが学校教育の一部になっているそうです。

ディベートでは、自分の考えを相手に伝えて、相手を説得しなければなりません。

つまり、論理的な説明が求められます。

アメリカ人に比べて、私たち日本人が「考えるクセがついてない」というのは当たり前なのかもしれません。

2.長考に好手なし


この本では、頭をフル活用するためのメモの書き方を説明してます。

なんでもいいので、好きな事をメモに書いていくんですが…

書き方の注文が、まあまあ細かいですw

紙はA4とか、横に書くとか…

その中でもびっくりしたのが「1分以内に書く」ということ。

1分ですよ?そんなの考えてるうちに過ぎちゃいますよね?

正直、初めて読んだときは「この変態野郎がっ」と思っちゃいましたw

なぜそんなに早く書くのか?

本の著者はこう考えているそうです。

人間はもともと素晴らしい判断力、思考力、行動力を持っている。
しかし甘やかされた環境や、人と摩擦を起こすなといった風潮のせいで、能力を発揮できていない。

これを聞いて僕も思い出したことがあります。

将棋界のトップスター、羽生善治さんがこんな事を言っていました。

「長考に好手なし」

長く考えてもいい手が指せるわけではない。

それどころか、2時間も3時間も考えた結果、最初に思いついた手を指すことも多い。

こんなことを言っていました。(記憶違いだったらすみませんw)

つまり、そんなに「時間をかけて考えても最善の答えが出るわけではない」のです。

みなさんもプレゼン資料作りや、難しい宿題とじーっとにらめっこして、考えこんでしまうといった経験ありませんか?

そんな時は、とりあえず手を動かしてみれば、意外とサクサク進むかもしれません。

■まとめ


【ゼロ秒思考 : 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング】のまとめになります。

  • 長い時間かけて考えても、いい答えが得られるわけではない

  • 思い立ったらすぐメモを取れ

正直こんなにメモが奥深いものだとは思ってませんでした。

メモなんて「仕事」と「買い物に行くとき」しか使わないものだと思ってましたねw

本記事では簡単にしか触れてませんが、メモを書くときの細かいルールが本書に載ってるので気になった方は1度手に取ってみて下さいね。

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