雪の夜は小さなホテルで謎解きを/ケイト・ミルフォード、山田久美子(訳)
”本と写真”オプチャでの2月の課題本2冊目。
図書館で借りてきたケイト・ミルフォードの
「雪の夜は小さなホテルで謎解きを」を拝読📖しました。
(2022,2,13 読了)
閑散期であるはずのクリスマス時期に次々と現れる宿泊客たち。
ホテルを営む両親とゆっくり冬休みを堪能するはずだった少年は期待がハズレがっかりしてしまいます。
ところが、あるものを拾ったことがキッカケとなり、謎めいた宿泊客たち、ホテル兼我が家の秘密を探っていくことになっていくのです。
謎解きをしながら成長していく少年、それぞれが抱えている背景、そして家族の温かみ。
優しくて素敵な物語で、ファンタジー要素の多いミステリーなので、まるで児童書のよう。
結構長いお話ですが、少年と一緒に謎解きをしている気分になりワクワクしながら読み進めました。
物語の中で主人公の少年は、宿泊客とは別に目の前に現れた少女の提案でRPGゲームをするかのように、キャラもしっかり作って謎解きをしていきます。
私も、子供の頃はそんな風に創作して遊んでいたなと、ふと懐かしく思ったり。
スマホやテレビゲームがなかった分、色んな工夫をして遊べていた子供の頃。
今は随分贅沢で怠慢な人間になった自分に気付かされたりもします。
殺人が起きたりするわけでもなく、最後はほとんどの登場人物がハッピーな気持ちになれるミステリーもまたいいものですね。
この作品はきっと映像化したら面白いだろうと思っていたら、訳者あとがきに映画化も進行中とありましたし、続きの作品も出ているようなので楽しみにしておこう✨
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