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黒猫・アッシャー家の崩壊/エドガー・アラン・ポー、巽孝之(訳)






本と写真オプチャの5月課題本、エドガー・アラン・ポーの短編集
「黒猫・アッシャー家の崩壊」を拝読しました📖´-
(2022,5,11 読了)







ポーのゴシック色の強い6作品が収録された短編集。
私にとって初めてのポー作品です。
最初の作品「黒猫」で残虐な描写があったため、読み進めるのを少し戸惑いましたが、文章の勢いに押されるようにして、結局そのまま読了してしまいました。



全体的に「破壊」とか「破滅」という言葉をイメージさせるような作品が多かったように思います。
現代風に喩えるならば、
「世にも奇妙な物語」
という感じでしょうか。
(この喩えも既に古い気もしますが)


結局恐ろしいのは生きている人間なんだなと改めて感じました。
誰しも「悪」の性質が備わっており、ちょっとしたきっかけでそれが顕になってしまうことがあるのだとも。




巽孝之さんの新訳はとてもわかりやすく、詩人でもあるポーの世界観を忠実に再現されているのではないかと思います。

ただ、私の拙い頭ではポーが本当に伝えたいことはまだ充分に理解できていません。
本書は改めて購入することにしたので、何度も再読してポーの世界観をより楽しめるようになりたいものです。








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