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良心をもたない人たち/マーサ・スタウト、木村博江(訳)






積読本📚の中から、マーサ・スタウト氏の
「良心をもたない人たち」を拝読しました📖´-
(2022,7,16 読了)







本書のことは、Instagramでフォローしている方がご紹介されていて知りました。
「良心をもたない人たち」というタイトルで、自分の身近にいる人がパッと頭に浮かんだので、すぐに購入し拝読してみることにしました。




本書は心理セラピストの著者がサイコパスの実態を明らかにし、彼らの被害者にならないための見分け方と対処法を書いたものです。
サイコパスというと殺人鬼のような特殊な人というイメージで、自分にはあまり関わりのないようなものに思いがちですが、サイコパスの中には殺人鬼のようにわかりやすい行動をする人ばかりではないのだそうです。




アメリカでは25人に1人、日本ではもっと少ないのだそうですが、サイコパス的な基質を持ち合わせた人は年々増えているように感じます。
かといって、自分の身近にいる人たちをサイコパスだと勝手に判断していいというものでもなく。
サイコパスが良い悪いというよりも、どんな人にでも振り回されない自分を創り上げていくことが大切なのかなと感じました。


本書の中にサイコパスの人たちから被害を受けないための13のルールが分かりやすく表記されています。

9. 人に同情しやすい自分の性格に、疑問をもつこと。




この9番目のルールは、特に私は気をつけねばならないと思いました。
その人の背景を見ることは大切ですが、私は見すぎてつい同情してしまい心を痛めることもあります。
同情とは優しさのようにも思えますが、その本質にあるものは傲慢さなのかもしれません。
同情することで人に優劣をつけてしまっているというか。
ともかく、同情や何らかのフィルターを通して人を見ないように気をつけることにします。





サイコパスかどうか勝手に自分で判断することは危険ですが、サイコパスかもしれないという疑念を持てるようにもしておきたいところ。
サイコパスは人を支配し、コントロールすることに長けているので、知らぬうちに支配されコントロールされていたなんてことは自分にも起きる可能性のあることです。
そして、そんな時は一時的にしても良心をもてないような状況に自分もなりかねない。
これは、本当に恐ろしいことだと思います。




最初の方に書いたように、「良心をもたない人たち」という言葉で思い当たる人が身近にいたのが本書を拝読するキッカケになったのですが。。。
きっと頭に浮かんだその人は、なんらかの性質(病気?)はあるにせよサイコパスではないなと。
そう思えたら安心したというか、その人のことをストレスにも感じなくなってきました。
ただ、また別の人が浮かんできたのですが、そこはあまり深く考えすぎないようにして、サイコパスという人たちがいるということを認めたうえで自分を見失わないようにしっかり構えていればいいのかなと。



この件についてはとても興味深いので、関連する本をまた2冊図書館で借りてきました。
深掘りしすぎて闇に引きずり込まれない程度に追ってみます。








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