いのちの食べかた/森達也
図書館から借りている #森達也 さんの著書、
『 #いのちの食べかた 』を拝読📖しました。
本書は、私たちが日々食しているものを少しずつ深掘りし、歴史を紐解き、差別や戦争のことまで発展しながら生きている上で知っておくべき大切なことがギュッと詰め込まれています。
一応、中学生くらいの方々に向けて書かれているので、とても丁寧に分かりやすく描かれているのですが、私は大人こそが必要な一冊だと思いました。
何となく分かってはいるけど、あえて知らないフリをしていたことを本書でまざまざと見せつけられ、途中苦しくなり涙が溢れることも。
著書が実際に取材し、見てきた聞いてきたものを詳細に描かれており、知らないフリをしてきたことを恥ずかしくも思いましたし、自分たちはなんと罪深く愚かなのかということも思い知らされました。
そして、著者の熱い想いが文字から十分過ぎる程伝わってきます。
『僕たちは身勝手で矛盾した生き物だ。それが良いのか悪いのかは別として、とにかく君の身の回りのほとんどは、たくさんの「いのち」の犠牲のうえに成り立っている。』
『「いのち」を犠牲にしていることを知るべきだ。どうやって知ればいいか?しっかりと見るだけだ。目をそむけずに見るだけで、あるいはきちんと見ようとする気持ちを持つだけで、きっと僕たちは、いろんなことを知ることができるはずだ。』
著者は、本書の中で何度となく『思考停止してはいけない』『知ることが大切』と訴えています。
改めて、当たり前になってしまっている日常を見直し、本質をしっかり見て、何が正しいのか知ろうとする気持ちを持つようにしたいと思いました。
こちらは、置本にしたいためいずれ買い直します。
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