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世界はフムフムで満ちている/金井真紀





購入本、金井真紀さんの
「世界はフムフムで満ちている」を拝読しました📖´-
(2023,4,13 読了)





本書を知ったのは2年前くらいに拝読した「新聞記者、本屋になる/落合博」の中でご紹介されていたから。
どんな風にご紹介されていたかはわすれてしまいましたが、興味をそそられたので直ぐに読みたい本リストに入れていました。
だけど、なかなかご縁がなくてあれよあれよと2年もたった頃突然私の元へ本書がやってきたのです。
{こんなことある?}というご縁で。
そう、またうちの母の仕業です。




母がご贔屓にしている個人書店さんで私のために益田ミリさんの本をお取り置きしているとのことで、一緒に受け取りに行ったのです。
でも、渡された本は益田ミリさんのものではなく今回ご紹介する金井真紀さんのもの。
簡潔に言うと、母は金井真紀さんのイラストを益田ミリさんと勘違いしてお取り置きしてもらっていたのです。
それが偶然にも私が欲していた本だったのでびっくり。
金井真紀さんの本を探しているなんて一言も母には言ってなかったのに。
まさに{こんなことある??}だったのです。



という訳で有難く本書を購入し、一緒に益田ミリさんの本も無事に購入してきました。
そして、こういう偶然になんだかメッセージ性を感じたので、購入してすぐ拝読させていただきました。




金井真紀さんは、イラストレーターで文筆もされている方です。
この辺りは益田ミリさんと共通するところ。
本書は、街にいる100人の「達人」たちの仕事ぶりをインタビューしてまとめものの文庫版。
かといって堅苦しいルポのようなものではなく、ゆるやかな会話を覗き見しているような感覚で拝読できました。



しかし、本当に色んな職業があるものです。
初めて聴くようなお仕事もたくさんありました。
どの達人も真摯にお仕事に向き合われていて、改めて自分にとってのお仕事ってなんだろうと考えさせられたりもします。


自分の持ち場を丁寧に照らしている達人に会うとうっとりする。腹立たしいこと、嘆かわしいことの多いこの世界だけど、捨てたもんじゃないぜという気持ちになる。

「単行本あとがき」より





金井さんのこの言葉、私もよく感じることです。
ふとした時に達人と出会うことができ、達人のお仕事ぶりに触れれたことで幸せな気持ちになれるものです。
私が気に入って足繁く通うお店の店主さんたちはまさに達人。
大牟田の個人書店Taramuさん、赤坂の個人書店月と犬さん、大楠の個人書店コトリノ・古書店さん、白金のブックカフェoticotiさん、久留米のブックカフェ琥珀亭さん、清川のBAR真夜中さんetc…上げだしたらキリがない。
それぞれ自分の持ち場を丁寧に照らしている方々ばかりです。




そんな達人たちに癒されて救われて今日があるのですが、受け取る側で甘んじている場合ではありません。
私が達人になっていかなければ、いえなっていきたいのです。私の場合は食と接客で。
本書を拝読して、今一度自分の持ち場をどう照らしていけばいいのか再確認しようと思いました。
これが今の私には必要なことなのだとも。



偶然という名の必然でこの本が手元に届いたのだということも実感しました。
こういうことが多発するのが母の{こんなことある??}なのでした。
















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