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#クルマ好き

運命のプランシングホース(8)

運命のプランシングホース(8)

■最強の遺伝子
ポルシェ917のエンジンは4.5リッターフラット12。V12をそのまま水平まで開いた状態のエンジン。でかい。これが空冷というから、空冷フィンがついていてさらにデカイ。これを冷やすために上部にデカイファンがついていて、それがぐるんぐるん回るのである。ファンの位置は90度違うものの、エンジンとしては911に非常に似ている。
ポルシェというのは外観でなく、エンジンフードを開けたとたんポル

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ホンダ ビート③

ホンダ ビート③

もうひとつ、ビートを買いたい理由がありまして。。

私は一度でいいから、あの、みんなで同じクルマに乗ってるオーナーズクラブみたいのに入ってみたいなという、はかない夢を抱いておるのです。

思えば、私はこれまで旅情という便利な言葉にひきづられて、実に孤独な自動車ライフをおくっていたなと思います。

同じクルマで、みんなと一緒に走るなんて楽しいのかどうかわかりませんが、暴走族しかり、狼の群れしかり、き

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ホンダ ビート②

ホンダ ビート②

ビートの何に心惹かれるかって、
まず、あの細いタイヤだな。
細いからって、か細いってことではない。
僕らが普段目にしている軽自動車より、一回り小さいボディなので、あの細さが似合うのだ。何よりタイヤ細くてもよいってことは軽いって
ことで、コーナーも予想外の速さでひゅんひゅん走ることだろう。
ボクがダイエットに成功すれば、上りの加速も確実に速くなりそうだ。

ああ、自分のダイエットが影響を及ぼすマシン

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ホンダ ビート①

ホンダ ビート①

掟破りのアニマル柄シート。 

ホンダビートほしい。。

以前このように思ってました。
(続く)
ホンダビート②

麻布十番のベントレー

麻布十番のベントレー

★ベントレー・コンチネンタル@麻布十番商店街

麻布十番にベントレーがいると、私は数年前のことを思い出す。

そのベントレーも白いコンチネンタルの2ドアだったと思う。
駐車禁止の取締りが厳しくて有名な麻布十番商店街に、それは実にゆったりと停まっていた。

(こういうのに限って、駐禁取られないんだよな。。。)

私は通りに面した「タリーズ」でお茶を飲みながら暇つぶしに、このベントレーの持

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高回転物語

高回転物語

私のバイクにはデスモドローミックエンジンという不思議なエンジンがついてます。高回転まで回すため、バルブスプリングをやめてカムシャフトに直結してしまったという内部構造の全く違うエンジンです。DUCATIというメーカーはこれを偏愛的に開発し続け、ついにGPで優勝を果たすにいたりますが、エンジン開発の歴史は、つまり高回転化の歴史なのです。

高回転まで回ると何がいいか?馬力が出るのです。馬力という概念は

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ジャガーと新撰組

ジャガーと新撰組

戦前、イギリスに「スワロー」という小さなメーカーがあったのを、ご存知でしょうか。ウィリアム・ウォームズリーとウィリアム・ライオンズという2人の男が立ち上げたこの会社は当初、サイドカーを作っていました。当時のイギリス車といえば、ロールス・ロイス、ベントレー、ローバーなど技術と伝統を持つメーカー揃い。2人の熱血漢はだれにも負けない情熱で、サイドカーの次はスポーツカーを作り始めます。
 イギリスは階級社

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