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日中支援事業所を作る前に

■日中系事業所を作る前に
 その地域の障害福祉計画を必ず、参照する。今後の市町村の予定計画を確認しておく。
 事業所を置く地域の近隣の社会資源情報を集める。(穴が開いているところに、設置すべきかどうか、交通手段が取りやすい、利便性の良さを優先するのか検討する。)
 例:市役所とハローワークから直線で50メートルの就労移行支援の立地とか
 例:市役所の目の前にある就労B型とか、社協さんの隣にある事業所とか
 法人事業所側の都合で準備しない。(利用者がこないという理由になる)
 通所希望者が何名いるか。いないのであれば、時期をずらす。職員さんとの兼ね合いもある。

■日中系事業所を作る時には
 社会資源情報を得て、ニーズは何か検討する。
 その検討した結果、その事業所を開設するのだが、その中身、プログラムや生産活動をそのニーズにあわせる。
 入浴希望者が多いのに、生活介護事業所で、風呂無、介助用でもなんでもない一般浴槽のみ。
 高工賃収入希望者が多いのに、一日100円の内職
 スタッフにスキルがないのに、高スキルが必要とされる活動

 ニーズにマッチさせる。
 もちろん、すべてをマッチングさせなくてもいいのだが、マッチングが全くない事業所は、・・・。

■入り口はたくさんあったほうがいい。
 物理的にも、安全対策として、出入りできるところは必要だが、この場合は、利用者様の範囲を広げるため。
 生活訓練と就労移行支援の多機能
 就労移行支援と就労Bとの多機能
 就労Bと生活介護との多機能
 
 利用希望者が全然いないのに、生活介護20名定員では、区分1,2の方は最初からさようならということになる。(50歳以上は区分2でも利用可能)
 近隣のニーズ 内容と量を把握して、何が適切、どのくらいが適切か検討する。
 生活介護、生活訓練は6名以上
 就労支援は、10名以上
 多機能の場合は、10:10 14:6も可能となる。
■経費削減
 一番の経費削減は、書類をまめに作る。
 書類はめんどくさい でも、どこまで行っても、書類

 1 生活介護20名の事業所をスタート
 2 生活介護6名と就労B14名の事業所をスタート

 半年間定員18名での人件費計算をするとして、
 1と2 どちらが安いでしょうか。
 
 将来的に???
 社会資源が地域にある程度、出来上がっている今の状況で、3年で20名定員満員御礼なんてことは夢。
 
 区分無い方を受け入れつつ、区分のある方を受けて、事業展開を想定したほうが自然。
 生活介護6+B型14 → 生活介護利用者増えてきた 生活介護10+B型10
 → それでも、生活介護利用者増えてきた、B型増えない。 → 生活介護20+B型廃止 → 生活介護20 地域活動支援センター10 → 地域活動支援センター増えてきた 生活介護20+地活10(デイ) 地活10(作業) → 生活介護20+地活10(デイ)、B型20
 
 グループホームをすでに持っている場合の考え方は少しアプローチが異なるから注意が必要。
 宿泊などで利用者様がいる場合には、実際にその方々からニーズを確認することができるから、ぶれない。但し、外の方が来なくなる。
 法人内と外を両立することが大切な場合がある。

ここまでーーーー

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