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コーチングの考え方を学校教育で応用してみたら…【コーチング徒然22】

こんにちは。パーソナルコーチ兼、大学でコーチングを使った授業を教えているまゆなです。コーチは歴8年。CTIのCPCCと、国際コーチング連盟のPCCというライセンスを持ち、コーチングを生業にしています。
  
今日はプロコーチの仕事ではなく、講師としてコーチングをどう取り入れているのか?について書きます。おそらくこれは会社でのマネジメントや、子育てなど、さまざまな人間関係に応用ができるポイントではないかと思います。


心が通いながら!魅力的で学習効果の高いオンライン授業って何だろう?


大学授業も前期の折り返しになりました。今期、より学生にとって魅力的な授業にしたいと思い、心がけた事が二つあります。そして今回、その結果として思わぬところから確かな手ごたえを感じ、とても嬉しかった出来事がありました。それは…
  

「教室を(こっそり)見に行ったら、誰も注意する学生がいなくて正直ビックリしました。オンラインでもこんなに集中するんですね…。」
と学校の先生に言われたのです…!
  
  
より魅力的な授業を届けたい。と思って手探りながら日々奮闘していた私にとってはとても嬉しいお知らせでした。なぜなら私の担当授業は全てオンライン。学生が手元でスマホ見ていても、他のサイトを見ていても、周りとおしゃべりしていても、教室ほど全て把握できません。
だからと言って、「どうせあなた達は、そうやってズルするんでしょう?」みたいな疑いをもつスタンスだと、オンラインでも絶対に絶対にそういうエネルギーって伝わってしまうと思います。
また、ギチギチに管理して画面を凝視させるのも、本当の集中ではないと思います。大事なのは、心がお互い通い合っているか?だと思うのです。




大事なのはテクニックよりも、関係性と空気作り


今期、私試していることは二つ。

①学生を心から信じること。
②教員と学生は主従関係ではなく、共に授業を作るパートナーであること。

これはまさに、コーチング的な関係構築です。
1年生の前期という、とても気持ちが不安定な時期だからこそ、まずは私がウェルカムの気持ちでいること。学生だって本当は集中したいけれど、ホームシックだったり、緊張していてできない場合もあるかもしれないです。だから学生の「できない」に目を向けるのではなく、「できるけど、いま何らかの理由で発揮できていないだけ。本当はできるできる!!」というふうに捉えるようにしました。
  
大人だって会議中に別のことを考えることもありますし、ちょっと他の人とチャットすることだってあります(よね?私はあります)。見た目だけ真面目に装うことのムダさを知っているからこそ、多少の動きは生理現象だなと思っています。(もちろん明らかに寝ている、全然違うことをしているなどは注意しますが)。
  
  
そうしたら、だんだんとクラスの雰囲気が良くなってきて、授業のリアクションも臆せずしてくれるし、私が手が回らないことは、学生同士で助け合いをしてくれるようになりました。教室の空気感としては、程よい緊張感と安心感。があるのではないかな。と思います。

私たちは見えないものをしっかり感じ取っている
   
  



改めて、信じるパワーってすごいなと思いましたし、コーチングで大切にしている「関係性」って本当に素晴らしいインパクトをもたらすのだなとも感じました。
また、人は目に見えないエネルギーをしっかり感じているし、そこに意識をどれだけ向けられるか?が場のエネルギーにもつながります。まずは自分から相手を信じることで、いつか繋がるものがある気がします。
  
  
そんな風に思いながら残り半分も頑張りたいと思います。


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