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Happy Holidays

こんにちは

今日は2020/12/24、クリスマスイブです

子供の頃から当たり前のように過ごしていた
クリスマスですが、
『これはなんでだろう?』っていうことが結構多いと
思いませんか?

今回はその疑問を紐解くような、
クリスマスにまつわるお話しです


クリスマスとは

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クリスマスは英語で”Christmas”と表記し
”Christ”(キリスト)と”Mass”(ミサ)を
合わせたもので、

キリストの感謝の典礼という意味になります

元々、12月25日はイエス・キリストの降誕祭で
誕生した日をお祝いする宗教的な日なのです

新約聖書では、
キリストの生まれた日を特定はしていません

そのため、降誕祭とはキリストの誕生日ではなく、
キリストが生まれてきたことをお祝いする日
いうことになるそうです

ちょっとややこしいですね 笑


しかし19世紀頃から
アメリカではクリスマスが商業化され

キリスト教徒でなくてもお祝いをする
非宗教的なイベントとして
楽しまれるようになったそうです

街全体が飾りやイルミネーションで一杯になり
どこのお店もギフトの買い物客を集めるために
様々なキャンペーンを行います

12/25はアメリカは祝休日ということもあり、
どんな国民も楽しみにしている日だということです


なぜHappy Holidays?

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今日のテーマは、なぜ”Merry Christmasではなく
”Happy Holidays”?

“Merry”というのは

「明るい」「朗らかな」といった意味で

“Christmas”という単語も
”Christ”(キリスト)の”mass”(ミサ)という
意味が混じった言葉だそうで

実はとてもキリスト教的なのです

こうした経緯から、
様々な宗教の方がいらっしゃるので

“Happy Holidays”(楽しい祝日を)という呼び方が
アメリカでは広がっているそうなのです

様々な宗教観を持つ方々の配慮ということですね


ていうか、日本はふつーに平日だし…

ですよね、そうですよね 笑

なので、日本ではあまりピンと来ませんよね

しかし、日本のクリスマスも
元々は休日がクリスマス文化が広まる
大きなきっかけになったそうです


日本のクリスマス

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日本ではいつ頃からクリスマスが始まったのでしょうか

日本最古のクリスマスは、
山口県の司祭館で行われたそうです

フランシスコ・ザビエルとともに布教活動をしていた
コスメ・デ・トレースによって行われたと
伝えられているそうです


その後、戦乱の世とされる戦国時代が終わり
江戸時代がはじまりますが

徳川幕府によってキリスト教が禁教とされてしまいます

それにより日本のクリスマスは
一旦途切れたかのように思えましたが、

「長崎にて隠れキリシタンが
ひっそりとクリスマスを祝っていた」との

エピソードが残されているそうです



さらに時代は移り変わり、
大正天皇(1879-1926)の崩御(ほうぎょ)により

1927年から1947年まで、
昭和2年から22年までの21年間
日本では12/25が休日になりました

これがクリスマスを楽しむ大きなきっかけになったと
言われているそうです


また、ちょうどこの時期は人々の生活の大きな転換期で
洋風が好まれたことが後押しとなって
クリスマスの文化が広く普及していったそうなのです


クリスマス近くなると、
街中がイルミネーションや装飾で煌びやかになり
どこでもクリスマスソングが流れて
一気にクリスマスっぽくなります

家の中でもクリスマスツリーを飾るご家庭も多いでしょう

チキンやケーキの予約のキャンペーンも
盛んに行われます
(これも日本独自の文化らしいですね)

その他子供向けのおもちゃのプレゼントや
宝飾類などの大人向けのプレゼントなどの
売り上げも一気に高まるのもこの時期です


まさに、商業イベント化してますよね

また、

アメリカやイギリスなどでは
クリスマスの日は家族で過ごす日という事が
メインの目的だそうですが、

日本では恋人同士で過ごすイメージが強く
近年ではクリスマスに一人ぼっちだったり
恋人がいない、という意味で
『クリぼっち』という言葉が生まれるほどです

お祭り好きの日本人にとっては
宗教とは関係なく、一つの特別なイベントとしての
意識が高いですね


クリスマスツリーの由来

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クリスマスツリーは、古代ゲルマン民族の土着信仰に
大きな関わりを持つそうです

北ヨーロッパに住んでいたゲルマン民族は
ユールという冬至のお祭りの一環として、
寒さに強い樫の木を永遠の象徴として崇めていたそうです

この信仰を諦めさせるために、
キリスト教の宣教師が樫の木を切り倒し、
代わりにモミの木を広めたのではないか、という
諸説があるようです

モミの木をクリスマスにツリーとして
飾るようになったのは15世紀頃の説が
一般的なようです

オーナメントやイルミネーション装飾は
アメリカから流行したものだそうです


クリスマスに靴下を飾る由来

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クリスマスといえば、
チキンやツリーやケーキや靴下…

ん?なぜ靴下なのだろう?

と、長年思っていました

諸説はあるそうですが、
アメリカのWikipediaによると、
司教ニコラウスが基になっているようです


昔のとある村に、
美しい3人の娘をもつ貧しい父親がいました

娘たちを嫁入りさせるお金がないために、
自分が年老いていなくなったらどうなるんだろう、と
心配していました

それを通りがかったニコラウス聞き、
援助を申し出ようと考えましたが
その父親はそれを受け入れない人であることも
知っていました

そのため、ニコラウスは
こっそりと助ける方法を考えたのです

深夜に、金貨を入れた3つの袋を
開いていた窓に向かって投げたのです

そしてそれらは、偶然にも
暖炉際に干していた靴下の中に入りました

翌朝、それを見つけた娘たち大変喜び
いつまでも幸せに暮しました

ざっとこのようなストーリーのようです
とても素敵なお話しですよね

このニコラウスが、
クリスマスの日にプレゼントを届けてくれる
サンタクロースの起源になるそうです

25日の朝起きた時に
自分の靴下にプレゼントが入っていたら嬉しいですよね



ポインセチアはなぜクリスマスの花なのか

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クリスマスの花いえば、
ポインセチアを連想する方が多いのではないでしょうか

ポインセチアは
トウダイグサ科トウダイグサ属の常緑低木で、
メキシコ原産です

和名はショウジョウボク(猩々木)といいます

「猩々」はオランウータンなどに似た、
中国の伝説上の動物で、赤い体毛や極めて赤い血を持ち
酒を好むといわれています

その猩々から「猩々木」の名が付いたと
考えられているそうです

一方、ポインセチアの名は、
アメリカの初代メキシコ大使である
ジョエル・ロバーツ・ポインセットの名前が
由来なのだそうです

ポインセットが19世紀前半に
アメリカにこの植物を持ち帰ったことから
ポインセチアと名づけられたそうです

そして、クリスマスとの関係ですが、

17世紀、メキシコに移り住んだ宣教師たちが
赤く色づくこのポインセチアを見て
「清純なキリストの血」と思い、
キリストの誕生祭の行列で使ったと伝えられるそうです

これ以降、ポインセチアはクリスマスの飾りとして
使われるようになったといわれているそうです

ちなみに、メキシコでは
ベツレヘム(キリスト生誕地)の星を想像し
聖夜などを意味する
ノーチェ・ブエナと呼ばれているそうです


ポインセチアといえば赤が有名ですが
白やピンクの品種もあるそうです

赤いポインセチアの花言葉は
祝福する、聖夜、幸運を祈る

白いポインセチアの花言葉は
あなたの祝福を祈る

ピンク(プリンセチア)は
純潔、思いやり 


だそうです

今年はいろんなことが多すぎたので
幸運を祈りつつ、クリスマスや年の瀬に
ポインセチアを愛でてみてはいかがでしょうか


世界各国のクリスマスの伝統菓子

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クリスマスに特別なお菓子を楽しむ習慣が
世界各地で色々あります

フランスでは、丸太の形をしたブッシュドノエル
というケーキが伝統的で
ノエルはフランス語でクリスマス時期を指しているそうです

ドイツではシュトーレン
イタリアはパネトーネ
イギリスではクリスマスプディングや
ダンディーケーキなど

その国々で特別なお菓子が作られ、
ふるまわれているそうです


日本では、クリスマスのお菓子といえば
ケーキを思いつく方が多いと思いますが、

最近ではこうした海外の伝統菓子を
クリスマスに楽しむ人も増えているそうです



まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます

今年のクリスマスは、パンデミックの影響で
日本でもアメリカやイギリスのような
過ごし方に近くなるのではないのでしょうか

たまには例年とは違う過ごし方も良いと思います

この2020年は様々なシーンで
考えさせられることが本当に多かったです

ポインセチアの花言葉『幸運を祈る』


2021年は希望の光が差し込むことを祈ります

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