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【348/1096】身体がほぐれれば、精神もほぐれる

348日目。九州の方はたいへんなことになっているようだ。東京も今日は時々、台風の影響でバラバラと大雨が降った。
ちょうど止んでいた時間に帰宅できてラッキーだった。


人間の精神と身体は、とても密接に結びついている。
私はどちらかというと、身体は置いてけぼりで、心理面・精神面のほうばかりを探求していた。
いろんな瞑想の手法を試したり、座禅行ったり、心理学の講座に行きまくったり、本を読みまくったり。
今思えば、動くのが面倒だから、動かないで出来るものを探していた気がする。

でも、精神面はどんどん悪化し、身体もあちこち悪化して、とうとう最後は家から一歩も出られなくなったし、精神科の医師から「少し身体を動かしてください」と言われたりして、やっぱり身体かあ・・・となった。
それでもしばらくのらりくらりとしていたが、子どもが生まれた後に、私がしょっちゅう体調を悪くしていると、子の世話もままならず、どうにもならん・・・となり、まじめに身体に取り組むことにした。

人間の身体と精神はけっきょく根っこは同じところなので、どちらも切り離すことはできない。

というのも例えば、
楽しいとき、安心しているとき、笑って話をしているとき、身体はリラックスしている。
とか、
緊張しているとき、不安な時、恐い時、身体はこわばって力んでいる。
とか、心身の状態は密接しているからだ。

リラックスした身体に、リラックスした精神。
リラックスした精神に、リラックスした身体。

で、これをどちらからやりますか?

私は、かつてこれをずっと精神からやろうとしていたのだが、身体からやったほうが、圧倒的に楽だし早いなというのが実感だ。

身体の緊張をとれば、精神の緊張もとれる。

たとえば、悩んでいるとき、下を向いてうつむいて背中を丸めて、お腹をぎゅーっとしていると、どんどん悩みは深くなり、落ち込んでくる。
悩んでいるときに、口角をあげて、上を向き、太陽を見て悩んでみてほしい。だいたい、ばかばかしくなってきて、まあいいかと思えたりする。

上を向いて口角をあげているのは、だいたい楽しい時、嬉しい時、機嫌のいい時などの身体の状態なので、精神(感情)を意識しなくても、身体がそうなると、精神の反応も変わってくる。

精神面(感情)でイヤなことや緊張することがあって、身体がすくみそうになっても、そこで身体をすくませないでいると、身体に緊張がとどまらず、流れていく。
イヤなこと、緊張することそのものがなくなるわけではないが、身体にとどまらせないことで、後を引かない。
(ちなみに、呼吸・整体スクールはその技術を学べるところです。)

上虚下実(上半身の余分な力みが抜けて、丹田に象徴される下半身に力が充実している状態)で動いていると、自然と落ち着きがでて、リラックスしていられる。
あの人、自信があるんだなあと感じる人は、たいてい、上虚下実で肚から動いている。
(自信があるかないかはどちらでもよくて、自信がなくても上虚下実で動いていると、自信があるように見える。)

焦ったり、緊張したり、不安になったりしたときは、たいてい頭から動いていたり、胸から動いていたりして、下半身が抜けてしまっている。
だから、そういうときは重心を下げて、低くすればよいのだ。
そうすると、落ち着いてくる。
重心の下げ方はいろいろあるけど、深呼吸をゆっくりする、腹式呼吸をする、ジャンプする、しこを踏むなど、自分が重心を下げやすい方法を見つけるとよいと思う。

生理的な反応で、身体が緊張してしまうときも、ある程度の訓練でびくっとなったり、緊張しないで受け流すことができるようになる。
TCウィークとか、その練習に最適☆)

身体がほぐれると、精神もほぐれる。
ぜひおためしあれ。

では、またね。



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