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可愛いおばあちゃんになりたい。

こんにちは。中田真弓です。
先日祖母の三回忌の法要があり、久しぶりに祖母のことを思い出していました。

祖母は、昭和6年生まれで、戦後の混乱真っ只中に青春時代を迎え、18歳で結婚、20歳で母を出産しましたが、私が物心ついたときには、そんな壮絶な時代を乗り越えてきたとはとても思えない、のほほんとした、おおらかで可愛らしいおばあちゃんでした。

いつもおしゃれに気を使っていて、おしゃれしたおばあちゃんと一緒に、デパートへお出かけするのが楽しみでした。
何かを買ってもらうことよりも、デパートのキラキラした空間と、上品な物腰の店員さんに必ずと言っていいほど、「おばあちゃまにそっくりね」と言われるのが嬉しくてたまりませんでした。
私もいつかこんな可愛らしいおばあちゃんになりたい!と常々思っていました。

皆さんはどんな風に歳を重ねていきたいですか。

今日はそんな祖母のことを思い出しながら、私なりの素敵な歳の重ね方についてお話したいと思います。

年齢と上手に付き合う

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30代後半になってから感じることは、私いい味出てきたな~ということ。
20代後半のときよりも、歳をとることに恐怖や抵抗感がなくなりました。
今はむしろ、40代になるのが楽しみなぐらいです。

そう思うようになったのには、いくつか理由があります。

まず、自分の実年齢をそのまま受け入れるようになったこと。
20代前半は、大人っぽく見られたくてファッションも背伸びした服を着たり、逆に20代後半になると、今しか着られないかも!と思って若作りした服やメイクで着飾ったり、今思うと、何だか笑ってしまうぐらいに無理をしていた気がします。

30代になってからは、服やメイクよりも、スキンケアや食べ物、ライフスタイルに興味の幅が広がり、無理して背伸びしなくなり、ありのままの、実年齢の自分を受け入れられるようになりました。

そうすると不思議なぐらい、自然体なのに、実年齢よりも若く見られることが増えた気がします。

内面的にも、20代よりも30代の方が、多くの経験を積み、人の気持ちにも共感できる幅が広がって、まだまだ「深みがある」とまではいきませんが、多少は器の広いおおらかな人間になってきたように思います。

自分にとっての幸せを見つける

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30代になって、精神的にも余裕が持てるようになってから気づいたことは、幸せの形って人それぞれなんだということ。

20代の頃は同僚とすぐに比べたりして、彼氏がいるとかいないとか、海外旅行に行ったとか、ブランドもののバッグを買ったとか、周りの人やメディアの影響で、自分で勝手にすごく窮屈に、幸せの形はこうあるべき!ととらわれてしまっていた気がします。

それが、30代になってからは、自分で自分のことを満たせるようになって、自分の生き方を肯定できるように少しずつなってきました。
結婚していなくたって幸せだし、ブランドもので着飾るよりもいい寝具で寝たいし、価値観なんて人それぞれ。
怠けたいときもあるし、いっぱいいっぱいになるとすぐ泣きそうになるけど、そんな自分、どうしようもなく不器用で可愛いな~と。

そんな自分を肯定できるようになったのも、それまでの数々の失敗という名の経験があり、これまでの自分の歴史をもはや塗り替えようがなくなったからだと思います。
ものすごく回り道していた自分も、全部自分だしな~と、何だかこれまでのすべての経験が愛おしく思え、それと同時に、一見真逆なのですが、自分のことを俯瞰して冷静に見られるようになりました。

いつまでも夢を追いかける

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そして、気持ちが若くいられる一番の秘訣は、いつまでも目標を追いかけていることかなと思います。

祖母は、70代になってもまだあそこに旅行に行きたいとか、編み物でこれを作ってみたいとか、宝塚歌劇を観に行きたいとか、美味しいものをお取り寄せしたいのでパソコンを使いこなしたいとか、とにかくやりたいことがたくさんありました。

やりたいことがたくさんあることが、心も体も元気でいられる秘訣なんだと祖母から学びました。

先日紹介したのと同じ回の『王様のブランチ』で取り上げられていた、女性起業家の土井あゆみさん(株式会社GIVER 代表取締役社長)の本『思い描いた理想をすべて手に入れる生き方』(きずな出版 2020年)の中に、こんな素敵な一節がありました。

あなたの人生という映画のシナリオは、すべてあなた次第

そうだとしたら、あなたも私もまだまだ映画の序盤、うまくいかないことがあっても、ハッピーエンドに向けたネタを作っているところなのかもしれません。
日々起こる様々な出来事も、色んな伏線を張っている最中だと思えば、楽しくなってきますよね。

毎日を楽しむことを積み重ねて、幸せで可愛いおばあちゃんになりたいものです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今後も私の暮らしへのこだわりについて発信していきます。
今日もあなたにとって素敵な一日になりますように。

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