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「書くことは、自分を知ること」

↑これは小説丸というサイトの何かの記事で見た言葉です。だいぶ前に思わずスクショしただけなので、誰が書いたのかはわかりません。

本を書いてみて、その通りだなあと思いました。ある章を、正直に書いたつもりが、次の日読み返すと「一日かけて大嘘ついてんじゃねえか」って愕然とする。一日かけて全部書き直す、みたいなことが何度もありました。で、それも最後には「やっぱなんか違う」となり、削除する。立派なエビフライが、衣をはがされて、ひょろひょろのエビになる。そんな体験の連続でした。自分がいかに、見栄っ張りであることに無自覚か!ということを、書く行為を通して知りました。

立派なエビフライのふりをして買ってもらう、ということを、私は企業に雇われる際にやりまくっているので、noteや出版においては、ひょろひょろのエビのままでいたいなあと思います。正確に言うと、ひょろひょろで傲慢なエビです。これも書くことを通して知ったのですが、どれだけ読者に対して謙虚であろうとしても、なんか偉そうというか、圧が残る。悲しすぎる。そういう芸風、ということにして、やっていくしかない。

芸といえば、こないだyoutubeを見ていたら、あるコント芸人さんが「役があるからこそ出ていける。素の自分がステージに立つなんて考えられない」と話していました。それに対して別の芸人さんが「役を演じるとか恥ずかしくて無理!自分は素で喋ることしかできない」と返していて、すごくおもしろいと思いました。無理なことってほんと人それぞれで、自分にとって自然なことをやるのが大事なんだなーと感じました。


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