vol7. スリランカ / 深夜の待ち時間
「人生って面白い。
だってあなたにとって大変だった出来事や失敗した経験が
最後にはあなたの強みになるんだもの。
そしてそれが誰かの心にそっと勇気を添える力にもなるんだもの。」
前回の続き
さっそくわたしは宿泊するアーユルヴェーダ施設に電話をかけた。
電波も悪くて聞きとりづらくてとにかく
「今向かってる」
とだけ理解できた。
ドキドキしながらも空港内で待つ。
なかなか来ない。
(今向かってるって、ていうか向かってるんやったらもう着いてるよな?
遅れてるだけにしても遅すぎひん??)
タクシーで向かうことも考えたけど、空港から出た途端たくさんのタクシードライバーたちはぐいぐい寄ってきてて、乗る気になれる余裕もなく、しかも今、もしも着いてそうそうぼったくりにあったら泣きっ面に蜂すぎるぜ。
とりあえず今向かっていると言っていたので、タクシーに乗るのはやめておこうと思った。
初めての国で終わりの見えない深夜の待ち時間は、いつも以上にとても長く感じた。
それは時間が経てば経つほどにわたしの中で不安が大きくなっていって、ドキドキして全く落ち着かなかった。
そしてもう一度電話をかけた。
どうやら向かってる途中でお迎えの車が故障したかなんかで遅れているそうだった。
「こんな夜中にやめてくれやー」(心の声)
だけど理由がわかるだけで少し安心するものだ。
結局1時間以上経ったころ、ようやくお迎えの人と会うことができた。
この時の安堵感。どれだけ疲れててもめっちゃ覚えてる。笑
スリランカの空港からアーユルヴェーダ施設までは1時間以上かかる。
道中の車内で友人もわたしも爆睡
やっと到着したのが明け方4時ごろだったと思う。
関空から成田にバタバタと変更して、てんやわんややっとやっとこさ着いたでーーーーーー。
こんなに移動時間がかかった旅ははじめて。
次の日というかさっそくその日からアーユルヴェーダのトリートメントがはじまるので、シャワーを浴びて早々と就寝。
そして念願のアーユルヴェーダ三昧がはじまる。
わたしの心と身体はどんな風に感じるのか。
どんな変化を体感できるのか。
とってもワクワクしていた。
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