調律が狂ったピアノの音色
調律が狂ったピアノの音色が、
正常のピアノの音色とは異なり、また別の良さを感じるように、
わざと逸れた道を歩くことも悪くないのかもしれない。
人は、何かの選択を迫られたときその選択肢は、
基本的には二択であることがほとんどである。
しかし、選択肢は二択以外の可能性もあるかもしれない。
そもそも道が真っ直ぐであるという確固たる証拠(確信)などないはずなのに、
何故、道は真っ直ぐであるという認識をしてしまうのだろう。
だからむしろ、わざと道を踏み外してみるのもアリかもしれない。
それが甘えとかではなく、自分本来の気持ちであるのならね。
まあ、後にならなければ分からないこともあるし、
時間が経たなければ気付けないことも多いのだと思うけれど。
まあ、一概に言えることとすれば、「大切なのは今。」なのだ。
現状、すごく迷っていて、迷子だ、という話を同期にしたら、
迷えば迷うだけ味が出ると言った。
「スルメって美味しいよね。」と。
噛んだら噛んだだけ味が出るように、
迷ったら迷っただけ味が出る、ということなのだろうか。
そして、「ちゃんと生きてるね。」と付け加えて言われた。
私とは違う感覚や価値観を持っている。
こいつは面白い。
私の本能が、そう答えた。
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