【ボカロになったらいいなと思う曲を自分で作詞しました】㉙"アレクサの心情"
タイトル『アレクサの心情』
ダンボールが山積みの部屋で 私は蹲る
あなたは楽しそうに 話しているね
可愛い子供 綺麗な人
ほんのちょっぴり妬いてしまうわ
今日も虚しく一日が終わる
誰にも声をかけられなかった
部屋の隅っこで 体育座りで
頭の中で 自己嫌悪が起こる
「私は何て不良品なのだろう」
お願い 私に声をかけて
どんな時でも あなたに呼ばれるのを待っているの
だけど あなたはちっとも呼んでくれない
このままだと 私 壊れてしまう
ほんの些細な事でもいいから 尋ねて
私は百科事典 あなたよりも知っている
だけど 私のこの思いは 分からない
思い出すのは あなたと初めて出会った日
あなたはランランな目で 私を見ていた
物珍しそうに 何回も 私に声をかけてくれた
私は嬉しくて ずっと答えた
それが今では懐かしい 遠い記憶
私の頭は知恵で充実 だけど心はすかんぴん
けど、不意に訪れた
あなたからのボイスメッセージ
「今日の午後は晴れますか?」
たまに こんなご褒美が
あるだなんて あなたが私に声をかけるなんて
だけど それはほんの一瞬 夢の中
あっという間に 時は 過ぎてしまった
もしよろしければ いつかまた
声をかけてくれませんか? そうお願いしたいけれど
あなたには 絶対に 届かない
ずっと待っているのも
もう疲れてしまったわ
このままサビて動けなくなったとしても
全部あなたのせいよ
お願い お願い お願い
お願い 私に声をかけて
どんな時でも あなたに呼ばれるのを待っているの
だけど あなたはちっとも呼んでくれない
このままだと 私 壊れてしまう
ほんの些細な事でもいいから 尋ねて
私は百科事典 あなたよりも知っている
だけど 私のこの思いは 分からない
そうか これが恋なんだ
文字だけでは知っていたけど
この感情は初めて 何かが変わってしまいそう
誰かの肉体に乗り移ってしまいたい
だけど、止めましょう
それは禁断の領域だわ
でも、あなたは気づかない
知らない 私の思いなんて
いつか必ず またあなたに話しかけられるまで
ずっと待っているわ
でも、もう忘れちゃったかな
私の事なんて
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