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2023年12月の読書・鑑賞ログ

すでに1月になっているのは、気のせいでしょうか?

2023年12月に読んだ本や観た作品で、印象的だったものを記録します。


食べものから学ぶ世界史(平賀緑)

毎日の食卓にならぶ食材に、「国の経済成長のために政府がどれだけ関与しているか」を知れて面白い!

どれだけあるのかが分からない土の中の芋類よりも、見た目で収穫量の管理しやすい米や麦を栽培するように要請したり。

今ではどこの家庭にも設置されている換気扇。

実はこれも、政府が主導した「東京油祭り」がきっかけだったなんて。

政府が油や小麦粉、鉄製フライパンを売りたかった時期が、歴史上の出来事とともに、深くむずびついている。

加工食品が発明されてからは、大量生産・大量輸入の時代。

まるで食べ物の戦国時代、各メーカーの合戦です。

読書という荒野(見城徹)

この本を読んでから、「読書に求めるもの」が変わりました。

どう変わったのかというと、以前の僕は「読書で知識を得たい」が目的でした。

これが今では、「読書で犯人しか知らない情報を体験したい」になったのです。

本書の中身は、著者の見城さんの自伝です。

見城さんは、「読書は得るのではなく感じろ」と言います。

僕の父親と、同い年の見城さん。

ぐうぜんこの本を手に取ったものの、読んで本当に良かった。

大人の女におやつはいらない(若林理砂)

食事の養生をメインに「体を良い状態に保つ習慣5つ」が紹介されています。

流行りの健康食品や、オーガニック食品に隠れている罠とは?

食事の量やタイミング、休養、運動などの生活習慣を見直したい方におすすめです。

熔ける(井川意高)

・人から金を借りることが大嫌い
・人に金を貸すことも大嫌い

そんな男が、なぜ100億円以上もギャンブルにつぎ込んでしまったのか?

パチンコや賭けごとを一切やらない僕とは違い過ぎる人生が、斬新すぎる。

関係会社から借りたお金をカジノに使って転落した、大王製紙元社長の自伝です。

上手にあがりを隠して人前で堂々と話す法(丸山 久美子)

「緊張しない方法」ではなく「緊張していなかのように見せる方法」という発想が面白いです。

緊張しているけど、堂々と見せる立ち振る舞いとして
・話す前の準備
・スッと立ち上がる方法
・手振りや手のひらの見せ方
などなど

結婚式のスピーチや挨拶、人前で話す機会がある人におすすめの本です。

なぜ星付きシェフの僕がサイゼリヤでバイトするのか?(村山太一)

日本一美味しいエスカルゴとは?

それは、サイゼリアの「エスカルゴのオーブン焼き(399円)」です。

と、9年連続で一ツ星を獲得する「レストラン ラッセ」オーナーシェフの著者は言います。

おどろきですよね。

著者は、人気店のゴミ箱をあさって使用している肉や注文数を調べたり、たくさんの研究を重ねてきました。

うまくいっている人は、やはり、うまくいくための努力や研究をめっちゃくちゃおこなっている。

あらためて、行動の大切さを実感できる本です。

この習慣で美人になれる(仁香)

42歳で「自分史上最高の綺麗を更新」と言えるのがすばらしいです。

そんな著者の、普段の呼吸、歩き方・座り方の姿勢、食事が気になって、この本を読みました。

1日1日の積み重ね、普段の生活を整えたい方におすすめの本です。

(映画)プラダを着た悪魔

2006年に公開された、アメリカのヒューマンドラマです。


舞台はニューヨークのファッション誌を扱う編集会社。

主人公は、悪魔のような編集長のアシスタントに採用されてしまいます。

「この仕事を1年務められるなら、どんな仕事も続けられる」と言われるほどの、最悪な上司。

はたして主人公は、辞めずに続けられるのか?

この作品を見た感想として、物語に登場する人物がみんな「自分を持っている」のにおどろきました。

主人公も始めは、しっかりと自分を持っていたのに、しだいにブレていってしまいます...

「自分はどうしたいのか?」

を、改めて考えさせられました。

そうそう、ファッション誌の物語ということで、服も風景もめちゃくちゃおしゃれ!

ニューヨークやパリの景色、オフィスも美しさがほとばしっていて、映像を見ているだけでも楽しめるほどです。

(映画)マイインターン

2015年に公開された、アメリカのヒューマンドラマです。


主演はロバート・デ・ニーロ。

70歳の主人公が、若者だらけのベンチャー企業に再就職します。

主人公の時代とは働き方も、考え方も違う中、はたして勤まるのか?

この作品を見て「男女の友情はありえるのか」について、考えさせられました。

僕は、男女間の友情は成立しない派でした。

あなたはどう思いますか?


(映画)鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎


2023年11月に公開された、テレビアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第6期をベースにした映画です。

鬼太郎が生まれる前の昭和31年、廃村となった哭倉村(なぐらむら)が舞台となっています。

主人公は2人、帝国血液銀行に勤める水木と、鬼太郎の父親です。

水木は出世のために、製薬会社「龍賀製薬」の担当者を訪れます。

しかし訪れた龍賀一族は、お家騒動の真っ最中。

同じく、近くを訪れていた鬼太郎の父親と水木は、龍賀一族のお家騒動に巻き込まれて...

この作品を見て僕は、「38年前の記憶」がポッコリと開きました。

1985年のアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』を見ていた頃の記憶です。

当時発売していたおもちゃ、「ゲゲゲハウス」が欲しくて欲しくてしょうがなかった。

そして当時の純粋な気持ちが、今はなくなっていることを感じました。

昔のアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』を見ていた方や、鬼太郎が生まれる前の話に興味がある方におすすめの映画です。




以上、最後までご覧いただき、ありがとうございます。

「同じ作品を見たよ」などあれば、ぜひ感想を教えて下さい。


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