今年読んで良かった本3冊
2023年に読んだ本で、個人的に「この本を読んで良かったなー」と、感じた3冊を紹介します。
2023年のベスト本3
・偽りの春(降田 天)
・読書という荒野(見城徹)
・31歳、夫婦2人、月13万円で、自分らしく暮らす。(なにおれ)
偽りの春(降田 天)
犯人側の目線で物語が描かれるミステリー小説です。
鮎川颯(あゆかわ・そう)さんと、萩野瑛(はぎの・えい)さんによる作家ユニットの作品で、5つの話が1冊に収められています。
神倉駅前交番に勤務する狩野雷太は超切れ者で、目を付けられると逃げられません。
犯人側の視点で、この天才おまわりさんとの心理戦が繰り広げられます。
じわじわと迫って来るドキドキ感が、めちゃくちゃ面白いです。
①少女を誘拐した犯人の話
②結婚詐欺グループのリーダーの話
③元泥棒と園芸家の話
④同居人に嫉妬する女子大生の話
⑤復讐に燃える芸術家の話
5つに分かれた話が、最後の5話目で、大きな伏線を回収するかのような構成です。
漫画「デスノート」や「ハンターハンター」が好きな方は、気に入るかもです。
読書という荒野(見城徹)
この本を読んでから、「読書に求めるもの」が変わりました。
どう変わったのかというと、以前の僕は「読書で知識を得たい」が目的でした。
これが今では、「読書で犯人しか知らない情報を体験したい」になったのです。
本書の中身は、著者の見城さんの自伝です。
見城さんは、「読書は得るのではなく感じろ」と言います。
僕の父親と、同い年の見城さん。
ぐうぜんこの本を手に取ったものの、読んで本当に良かった。
31歳、夫婦2人、月13万円で、自分らしく暮らす。(なにおれ)
自分にとって「本当に大事なこととは何なのか」を考えさせられる本です。
この本を読んで
「自分が心から求めていることは、いったい何なのか?」
ホント、ただそれだけでいいんだよなと、ハッとしました。
その望みは、まわりの人や世間からみてどう思われるか。
マイナスを避けてばかりで、自分の望みとすり替わっていないだろうか。
ちぐはぐな方向を指し示す心のコンパスが、やっと進む方向を指し示しました。
「やりたいことをやって暮らしていければ、そりゃあ幸せだ。
とはいえ、実際にやりたいことだけやっていたら生活まわらないよね」
このような気持ちの解決策になる、おすすめの1冊です。
以上、2023年に読んだ本のベスト3でした。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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