アフターコロナの敗北者


0.注意喚起

 以下は個人的見解であり、事実とは異なる場合がある。読者は己の審美眼を以てしてご一読願いたい所存である。 

1.せずにはいられない人々

 したいことをするのは難しい。そう感じずにはいられない。もし自分がやりたいことをして、気分が良くて思い通りにいったらこれほど楽しいことはないだろう。しかし実際に楽しんでそれが生業になっている人々は少ない。やりがい搾取ももちろん含まれる。加えて隣の芝は青いのである。

2.隣の芝は青い

 これは或る種のひねくれた考え方ではあるが、上位互換でも下位互換でもその人なりの苦しみはある。下位は上位の悩みなんて知る由もないだろうし、上位は下位の苦しみは自己責任だと嘲笑うだろう。根底にはお互いにコンプレックスを持ち合わせているのである。ただ隣の芝が見えない人にとっては苦痛でもなんでもない。労働は人生に与えられた刑であると唱える人も存在するのである

 以下は私の推測でしか無いが、ネットビジネスについて語っていこうとの次第である。

3.広告収入の衰退

 まずはじめに発信者が作ったコンテンツをみてもらい、そこに群がった人に広告をチラ見せする。これが俗に言う広告収入である。人々が外へ出かけなくなってから、街はおろかネットからもありとあらゆる広告が減ったように散見される。すなわち広告収入に期待を寄せることが難しいのである。

4.コンテンツの破壊

 第二にアフィリエイトリンクを踏んでもらって仲介手数料をもらう事を期待するだろう。しかし収入が減った人が安易にリンクを貼って物を買うことは少ない。加えてアフィリエイトをメインにしたコンテンツは良くないものをあたかも良いものとして掲げていく傾向があり、せっかく作りたくて作ったコンテンツも廃れてしまう危険性を内在する

5.囲いの暴力

 第三に信者ビジネスがある。オンラインサロンや有料会員はもちろんのこと、発信者が意図としないファンが勝手に宣伝をしてくれてそれなりの影響力を持つようになる。SNSのフォロワーの多さを力だと考えるのは短絡的だが囲いの拡散力には目を見張るものがある。また謎の一体感をもっており、無名の人物を一つの界隈がスターダムへとのしあげてしまうことも大いに有り得る。ただ、過度に思想の偏った人々の集まりであるから傍から見たら信者や囲いが増えていても、遠目からみると痛いファンに支えられえてやっと成立しているなんてこともザラではない。ブランドを支えているのは信者であるし、壊していくのも信者なのである

6.ネットのおもちゃ

 数字だけに囚われがちだが、信者の拡大によっては発信者のコンテンツは大いに左右される。発言権はあるのに一銭にもならない信者も中にはいる事に留意すべきである。いわばネットのおもちゃのように扱われる人々が増加の一途を辿っているようにしか私にはみえない。テレビなら一方的でフィクションと加護があったかもしれない。しかし素人を売りにしている発信者にご加護はない。それほど危険な世界にいるとは知らずに僅かな成功者に憧れて精神を摩耗してアンチと対峙して衰退していくのだろうか。我々は便利さと引き換えに個人の空間を失ってしまったのである

7.レッドゾーン

 煽動される日々、消費される日々に飽きた先駆者はこの荒野に降り立った。しかしそこは地雷が落ちているだけではなく、容赦なく爆弾が降ってくるレッドゾーンだったのである。

8.キモさの本質

 こうして考えてみると若さに大して女性へお金を振りまいてくれるおじさん達が如何にまともなのかが伺える。レッドゾーンには本質的には年齢など関係なく、おじさん気質な人々が今日も爆弾を投げつけてくる。ここでおじさん独特の気持ち悪さはおじさんだけが持ち合わせているものではなく、皆が所有しているのではないのかという一つの結論に辿り着いた次第である。すなわち我々は若さというマジックに踊らされている。これが後々若気の至りになるのだろう、

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