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白鳥の赤ちゃんとボードゲームと、最近ハマっているNetflix話をいくつか

夏日が続くトロント。これは金曜日。夕方5時というのにまだ暑い。

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春はあっという間に去って行った。

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(https://www.pinterest.com/pin/229542912228938538/より拝借)

今、住んでいる建物では「〇月〇日にならないとエアコンは入れられません」という事になっていた。その当日を「今か今か」と待っていたら、当日朝8時頃に「今日の予定でしたが、不具合が見つかった為に修理します。ゴメンね~」というメールが届いた。おおおお!マジか!暑い!もう、暑いというより熱い!

でも、こういうのもカナダあるあるだと思っているので、怒ってはいけない。ここはじっと祈るのみ…(?)

ちなみに、エアコンの「ファン」機能は使えたので、風のない午前中などはファン様様だった。窓を開けると、湖に大量発生中の小さい虫が時々室内にこっそり入って来てしまう。網戸あるのに、どうやって入って来ているのか謎である。

私は保育士として働いていたので、虫は基本大丈夫。虫は虫の人生を歩んでいるので、私は私の人生を送る。そんな感じだ。パートナーは、蟻の生態を説明するYouTubeチャンネルをサブスクライブしている癖に、何故か室内で見る虫が苦手である。家で見る蜘蛛が特に嫌いで「キヤーーー」と叫んだりして内心面白い。

今回も「虫退治しないくせに、そうやって窓ボーンって開けないでくれる?」と何故かキレられたが気にしない。退治しない、のは気にならないからである。彼らはそのうちに天井の電気でご臨終になるから…

虫の話はこれで終わり。苦手な方がいたらごめんなさいね。

エアコンは一日遅れで開放され「修理完了」の知らせをメールで受けてから「Hooray!」と光の速さでスイッチオンしてしまった。地球に優しくなくてごめんなさい。でも、風があんまりなかった最終日は、暑すぎてうちの人達みんなボーっとしていた。皆さまも熱中症にはお気を付けて。

そうそう、こないだお散歩に出掛けたら、白鳥の赤ちゃんと鴨の赤ちゃんを見つけてしまった!ちょっと人だかりが出来ていたので「なんだろう!」と寄って行ったら赤ちゃんフィーバーだった。鴨の家族は既にちょっと遠くに泳いでいってしまっていたので写真はなし。友人はカナダグースの赤ちゃんのビデオをTwitterでシェアしていた。赤ちゃんってかわいい。モコモコ。

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お引越しの為、持っているいくつかのボードゲームをトロントのボードゲームFacebookグループにて売りに出したりしている。これまで何人かに売ったが、さすがのフレンドリーカナダの人たち。こんな時じゃなかったらお友達になれたのかな?と思ったり。私は、やり取りを聞いているだけでどの人にも会ってはいないのだが。一人は「ああーそれもう売れちゃったの?残念。話変わるけど、犬かわいいね」と、彼のプロフィールに使っている母親の犬を褒めてくれたりした。

そんな中、最近うちに仲間入りしたボードゲーム。「荷物を減らそうとしてんのに、何買ってんの?」と私の中の50%が冷めた目で見る中、50%が「あ♡これ買ってくれたの?」と口に出して言っていた。このゲームは、友達が持っているし、よく行くボードゲームカフェにもあるので要らないね、と話していたがこんな時代で人と遊べない&カフェはクローズしているので、パートナーがポチッとしていた。

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これは、一人一枚づつカードをめくっていき、同じシンボルがその場に出たら、相手のカードに書かれたお題を早く言ったもん勝ちゲーム。とてもシンプルで面白い。例えば「良い香り」だったら、花、香水、ピザとか早押し解答である。中には小学生にはちょっと難しいお題もあるので、事前にみんなで手分けして難しいカードを排除する「うち仕様」にしてからスタート。

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「Famous Epidemic」というカードを小学生に説明するのに「正に今、起こっていることと言えば…」と言いかけたら「Where? Downstairs?!」とキョロキョロしていた。違う、そうじゃない。

更に「Method of Communication」では「Spanish!」と元気よく解答していた。合ってるような気もするが、違う、そうじゃない。

そういう、今でしか聞けない答えがかわいいなぁ、と思う。最近、我らも忙しく、彼も彼で学校の友達とオンラインゲームが楽しい年頃である。「tween (pre-teen)」と呼ばれる年頃。兄は「反抗期が始まった気がする…」と言っているが、まだ、くすぐると喜んだりしている。

これは最近、薬局で見つけたリップクリーム。かわいくてつい買ってしまった。こういうの、日本の友達にお土産で持ってこ♡とか思ったりもするのだが、東京って何でも売ってたりする。ソニプラにはもう数年前からあったりするんじゃないかしら。あ、今はプラザなんですよね。昔、かわいいピアスを外国で買って、ルミネに同じの売ってたのを見た時結構ショックを受けた。東京はなんでもある。

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最近ハマっているものと言えば、ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」。日本の友達3人から(うち二人はグループチャット)強めにおススメされ観始めた。うち二人の方は、私がカナダにいる事、絶対忘れている。

私はちょっと前に、同じ坂元裕二脚本の「カルテット」も同じ3人におススメされ、パートナーと一緒に観た。「唐揚げのマナー」に私は笑ったが、彼は「これ本当にあるの?」と恐怖の表情を見せていた。分かる。日本のマナー文化って難しいよね。

新ドラマの方も、とても面白い。面白過ぎて3エピソードくらい一気見してしまったので今はまた溜め見出来るように、しばらく観ていない。

もう一つのハマっているドラマが「Kim's Convenience」というものである。これはカナダのトロント、そう私が住んでいる街を舞台にしたコメディドラマである。気楽に観られて、かつ面白い。

これ、友達から「面白いよ」とおススメされ、しかも出演者のインタビューとか観たりしていたのに、観ていなかった。というのも、ある日パートナーに「これ面白いらしいよ、観てみようよ」と勧めたところ「移民家族の話なんて観てどうすんの。うちの話じゃん」みたいな事を言われ、断られた。彼はどうも、アジアンアメリカンまたはアジアンカナディアンなんかの話にあまり興味を示さない。私はとっても好きなコンテンツの一つなのだが。

とは言え、こないだ大好きな「Brooklyn Nine-Nine」二周目し終わってしまい、Netflix迷子になった我ら。「これ観てみる?一話だけ観たら面白いかもよ」と再度誘ったら、すっかりハマった。

オープニングタイトルでトロントのストリートカーが映ると「あ?これトロントじゃん!」とキャピキャピし出した彼。いや、私前に言ったやん。その情報、私提供しましたやん。

ストーリーは、韓国系の移民家族が営むコンビニエンスストアが舞台である。コンビニにやって来るお客さん達が当地で「見る見る~いるいる~」な人達なのがとても楽しい。更に韓国系なので、同じアジアからやって来た人間として「あるある~」もある。NetflixUSで配信されている事は知っているが、それ以外の国で見られるかは謎である。

トロントの話なので、すごく共感できるが、もしかしたら他の都市に住んでいたらそんなにこの気持ちにはならない気がする。全国テレビ局で放映していたので、全国区だとは知っているが、果たして人気も全国区なのか、さらに隣国アメリカでの人気も気になる。勝手に。シリーズはロックダウン中に作られた今回のS5で終わる事が発表されていて、トロントでは「オーノー」と、結構話題になっていた。

これはキャストのインタビュー。

私は、左の息子役のSimu Liuのインタビューを聞いた事があった。

彼は中国で生まれ、5歳の時にカナダに引っ越して来たそうだ。トロントで会計士として働いた後に、俳優に転身。いわゆるアジア系家族のエリート教育を受けて来た歴史、ご両親との葛藤や Marvel のヒーローになるまでを語っている。

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