〖作詞〗『憂ノ霧』

『憂ノ霧』
作詞 : S0U

微かに霞む 夕方の霧は
これから 見えない夜になる
そんな憂いを 含んでる

これから 僕の人生も
夜みたいに 過ぎるのか
暗いまま 明けぬまま

暗くて 前に進めない
ただ一歩 進むだけなんて
進めた人の 戯れ事だ
結局 動けぬ＝動かぬで
「やればできる！」と 軽い言葉
できない事は 悪者みたい
弱った心が 悲鳴をあげて うずくまる

遠に日もくれ 暗い夜
不安と安堵が 入り混じる
混沌に 溶けていき
今いる場所が 何次元かも 分からない

絡みつく 水のよう
藻掻くことも 叶わない
浮かんだり 沈んだり

暗くて 地面が 分からない
今一度 立ち止まるなんて
地に着く人の 戯れ事だ
「何でできない？」 なんて質問
「今じゃないから。」 しか答えない
弱った体に 奇声をあげて 爪を立て

「できない」だとか 「やらない」だとか
逃げてることも 分かってる
強者からの 悪意のない 正しい言葉
そのたび 霧が 体を包み
まとわりついて 動けない

また今日も 形だけの 朝がきた
光が刺して 新たな傷に
動けぬ自分が 弱者だと
自覚しながら また今日も
時が過ぎれば 夜が来る
憂ノ霧が 心を包む

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