〖作詞〗『 くらべる 』

『くらべる』
作詞 : S0U

「あの子」と「この子」
「この子」と「あの子」
おとなは くらべてばかりだね
いいもわるいも 〇も‪✕‬も
たくさんあって なにもない

自分と他人を 比べるなんて
本質的に 意味が無い
子供の頃から 知っている
団栗だらけの 背比べ
みんな 同じ「ヒト」だしさ

それでも僕は 他人と自分を
くらべるよ
僕は 弱い生き物だから
生きるために くらべちゃう
それなら今は それでいい
自分の場所を 見つけるために
くらべることは 毒も薬も同じもの


「あなた」と「わたし」
「私」と「貴方」
気がつきゃ 比べてばかりだね
自の偏見を 常識と
自意識過剰の 大人様

鏡を見れば 気付くのに
本能的に比べちゃう
僕を含めて 馬鹿バカり
学力 本当良くなった？
ゆとりもさとりも 失敗か

だけども私は 自分と貴方を
比べてる
自分に無いもの 見ないふり
色取り取りの 眼鏡をかけて
持ってないもの 粗探し
強くなったと 誇った顔は
顔向けできない 無惨なもの


無意味な事と 分かっていても
止められない 麻薬のよう
他人と比べて 身に着けた
安いスーツの その価値に
騙されるのは 馬鹿バカり


次は 誰と くらべよう？

それなら次は 昔の自分と比べるよ
子供の頃に 出来なくて
泣いた事が あったはず
それと同じ くらいの量の
忘れた事も あったはず

今の私が 出来ること
昔の僕が 出来たこと
私と僕を 比べることは
無意味な事じゃ 無いだろう

今まで 無意味に生きてきた
私にしか 出来ないことだ

─────────────────────