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〖作詞〗『 倖せ 』

『 倖せ 』
作詞 : S0U

誰かが言う 幸せは
僕にはどうも 腑に落ちず
「自分らしい」 なんてのも
そもそも「自分」て 何だろう

ある人にとって お金だし
ある人にとって 食べ物で
最終的には 生きてる事
各々 個人のものだから
間違いないの だろうけど
僕には やっぱり分からない

誰もが羨む レストラン
貸切ながらの フルコース
美味しい記憶は その日だけ
お金と食べ物 経験しても
得られたものは 虚しさだけ


僕を満たす 幸せは
この世に本当に あるのだろうか
冷たい世界に ただ1人
それが「自分」だと 思うのだけど

お金も食も もう飽きた
自分が思う 手に得るものは
全て入った はずなのに
「幸せ」やっぱり分からない

誰もが羨む レストラン
窓の外から 見てる子供
僕が嫌いな この料理
押し付けるように 「食べていい」
初めて聞こえた 「ありがとう」
耳が感じた 音の波
目に伝わって 涙になって

よくよく思えば これまでは
楽しいことも 悲しいことも
全て1人で 消化して
1つも 分けてこなかった
僕にとっての 「幸せ」は
1人で 得られないものだった

今の僕は こう思う
「幸せ」って 水のよう
冷たい世界で 生きていたら
氷みたいに 固まって
分けられなく なるけれど
誰かがくれる 温もりで
その心が 融解し
誰かを潤す 水になる

どんな高価な フルコースより
君と分けた 1つのパンが
こんなにも 美味しいなんて

これが 求めていた「幸せ」なんだ

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