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〖作詞〗『環境と感情』

『環境と感情』
作詞 : S0U

いつからだろう 流れた涙の 記憶が無い
泣いてる顔を 笑われたから
素直に湧き出る感情を 恥と思わす
この環境

生きゆく人は 綺麗に作った プラモデル
中身だけが 空っぽで
溢れた時に 流れる涙を 枯らしてる

悲しいのに 涙が出ない
苦しいのに 涙が出ない
人は 環境が決めた 配役を
演じながら 生きている
場所もかまわず 泣いた日々
園児みたいな 素直な感情


いつからだろう 笑った声の 記憶が無い
笑った声を 笑われたから
「少し変わった」 それだけで 恥と思わす
この環境

道行く人は 歯車になれない 世の中で
必死に 居場所を探してる
声を出して 笑える時は そこだけで

楽しいのに 声が出ない
嬉しいのに 声が出せない
人は 環境が認めた 配役を
手探りながら 生きている
心に入った 縦の罅(ひび)
そこから溢れる 危険な感情

「楽しい」は 子供の記憶で 止まってる
「悲しい」は 今いる この場所だ
こんな悲惨な環境で 僕らは 生き続ける
悲しい時に 溢れる涙
楽しい時に 溢れる声
主演の喜劇は いつ来るか


いつの日か 空の心の
罅(ひび)を治して 感情溜めて
高く笑って 涙を流そう

僕にはもう 演技は必要ない

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