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〖作詞〗『卒業文集』

『卒業文集』
作詞 : S0U

3年前の 入学式
クラスの列で 会った時
僕は君に 恋をした

話すことも そんなになくて
得意な科目を 教えるくらい
好きな曲を 聞き耳立てて
カラオケ行って 練習してた
今じゃ 到底 考えられない
青い僕が そこにいた

久しぶりの 実家へ帰り
押し入れ掃除で 出てきた文集
懐かしさで 少し笑って
掃除を止めて ページをめくる
時の止まった 思い出たち


1年経った 休みの日
仲良し達で 遊んだ後に
2人きりで 帰った道

話も途切れて お互い黙る
迫る帰限に 固まる事無く
溢れた言葉で 思いを告げて
予期せぬ答え 涙を拭いた
今じゃ 考えられないくらい
青い 僕が 確かにいた

馬鹿ばっかりの 高校時代
純度の高い 笑顔の写真
男子のページが 終わりかけて
君の笑顔を 思い出す
時の止まった 想い出たち


あの時 君と喧嘩して
つよがる事無く 謝れたなら
未来は少し 変わってたかな
青い僕は 想いの重さも
分からずに 戻れるものだと
思ってた

卒業文集 最後の1ページ
クラスを回って もらった寄せ書き
君の欄だけ 空白で
あの時は 流れなかった 1粒が
色をなくした 僕の頬を
流れて 欄を 滲ませる



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