〖作詞〗『Pierce』

『Pierce』
作詞 : S0U

体についた 傷跡なら
ガーゼなんかで 隠せるだろう
心についた 傷跡は
何で隠せば いいだろう

忘れるよう 思わぬように
頭の隅に 追いやっても
ふとした時に フラッシュバック
自分で自分を 嫌いになって
心の傷を 打ち消すように
体に傷を つけたくなる

手首を切ったら 目立つから
代わりに耳に ピアスを開けた
貫通していく 痛みと風に
「死にたくなった」
そんな思いを 重ねながら


体についた 傷跡なら
目を背ければ いいだけだろう
心についた 傷跡は
目を背けたり 瞑るほど
目蓋の裏に 映りだす

苦死むリストを 書き出して
終わった事と 諦めて
前を向こうと 騙しても
背けた顔と 瞑った目が
先の景色を 阻害する

生きてる証を 得るために
二つの耳に ピアスをあけた
鼓動に応じて 感じる痛みに
反射で目を 見開いた
前に広がる 灯りと景色


死にたいと 思う瞬間は
必死に生きれば 必ずある
その時 何もしなければ
今の私は ここにいない
心全てを 瞬き覆う
救いを模した 決意の死に
一針通した 生への痛み

新たに増えた 三つの穴は
私が生に 向かえた証
膿まなくなった その穴を
意志を込めた 宝石と
信念込めた モチーフで
今は確と 蓋をして

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